そもそもバイタルサインとは何か

 

 

医療現場で働いていると、「バイタル」という言葉を頻繁に耳にすると思います。

 

あまりにも「バイタル」という言葉が日常的なものになりすぎて、そもそもバイタルの意味について考えることもない人も多いでしょう。

 

しかし、バイタルサインを正確に測定できるようになるためには、まずは「バイタル」という言葉が持つ意味を正確に知っていなくてはいけません。

 

まずは、バイタルサインという言葉を正確に理解しましょう。

 

「バイタルサイン」の意味

 

バイタルサインとは、もともと英語の「vital sign」をそのまま発音したものになります。日本語では「生命徴候」と訳されます。

 

看護学を学んだ人であれば、「バイタルサイン=生命兆候」というのはどこかで聞いたことがあると思います。しかし、「生命徴候」という言葉はとてもわかりにくいです。

 

簡単に言うと、バイタルサインとは「人間の生きている証」のことです。

 

人間が生きていることを客観的に知るためには、体から出されるさまざまなサインを見つける必要があります。これこそが、バイタルサインの測定なのです。

 

バイタルサイン「5つのサイン」

 

バイタルサインとは、人間の生きている証のことです。そして人間が生きていることを把握するためには、体から出されるサインを見つけることが必要でした。

 

「体から出されるサイン」で、私たちがすぐに把握できるものとして、5つのサインが挙げられます。それは、以下の5つです。

 

@体温(Korpertemperatur : KT(ドイツ語)  Body Temperature : BT(英語)

 

A脈拍 (Heart Rate : HR

 

B呼吸(Respiratory Rate : RR)

 

C血圧(Blood Pressure : BP

 

D意識

 

「体温」「脈拍」「呼吸」「血圧」「意識」というこの5つこそが、私たちが把握すべき「バイタルサイン」なのです。

 

この5つはあまりにも日常的に測定しているものなので、「今さら重要と言われても」と思うかもしれません。しかし、人間の体から出されるサインを正確に読み取るというのは実は非常に奥深いことであり、専門的な知識と熟練した技術が必要なことなのです。

 

この5つを正確に測定し、アセスメントできれば、それだけで目の前にいる人がどのような状態にいるのかについてかなり正確に把握できるようになります。

 

一つ一つの詳細については、これから順番に説明していきますのでしっかりと基礎を身につけてください。

 

 

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