意識障害はなぜ起こる

 

 

意識がある状態とは大脳が働いている状態であり、私たちが意識がある状態を維持していくためには、脳幹にある網様体の働きが重要であるということは、意識を維持する中枢はどこ?で確認しましたね。
意識がある状態のとき、大脳(大脳皮質)は、高度な知的活動をしてくれています。そして網様体は意識の切り替えスイッチのような働きをしています。網様体のおかげで、私たちは意識を保つことができたり、脳を休ませるために睡眠をすることができているのでした。

 

では、意識障害が起きたときというのは、一体何が原因となってくるのでしょうか。大きく分けて、脳自体に障害が起こった場合と、脳に栄養がいかなくなった場合に分けられます。それぞれみていきましょう。

 

脳自体に障害が起こった場合

脳自体に障害が起きて意識障害となってしまう場合、
・大脳皮質の広い範囲で障害が起こってしまった
・意識のスイッチである脳幹に障害が起こってしまった
以上のどちらか、もしくは両方が原因であることが考えられます。

 

仮に大脳皮質に障害が起こったとしても、その範囲が限定的である場合には、失語症などの症状が出たとしても意識障害までには至りません、意識障害が起こってしまうほどの大脳皮質の障害は、広範囲なのです。

 

脳に栄養がいかなくなった場合

脳が元気に活動するためには、栄養が欠かせません。脳の栄養は、糖(グルコース)と酸素です。
脳に供給するための糖や酸素が不足している場合、また栄養を脳に運ぶための脳血流が途絶えてしまっている場合、意識障害が起こることがあります。

 

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