人工呼吸管理の適応基準

 

 

それでは、どのような場合に人工呼吸管理が検討されるのかみていきましょう。

 

以下に挙げているのは、急性呼吸不全の人工呼吸管理の適応基準です。しかし、「この基準に当てはまったからすぐに人工呼吸を始めよう!」とするのではなく、患者さんの様子や病状の推移をみながら人工呼吸管理を行うか検討していきます。

急性呼吸不全の人工呼吸管理の適応基準

 

・低酸素血症の場合
酸素療法化においてPaO2が70mmHg以下
・高炭酸ガス血症
PaCO2が55mmHg以上 またはpH7.25以下
・換気不十分
呼吸数が40回/分以上、または5回/分以下
・意識障害
・循環不全

 

急性呼吸不全の患者さんの適応基準は、以上の通りです。

 

一方、慢性呼吸不全の急性憎悪などの場合は、できるだけ人工呼吸器の使用は避けます。まずは原因の治療や理学療法などを行って、どうしても難しい場合に人工呼吸療法を行います。

 

 

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