電源異常アラーム
電源異常アラームとは
電源異常アラームとは、人工呼吸器につながっている電気が停止、あるいは電源が低下したことを知らせてくれるアラームです。
このアラームが作動した場合には、人工呼吸器が停止してしまう危険性があります。
電源異常アラームの原因
電源異常アラームは、完全に呼吸器側の問題で作動します。
考えられる原因についてみていきましょう。
・停電
・電源コードが抜けた
・どこかで接続が悪くなった
・バッテリーが消耗した
・その他、機械の故障
電気が止まってしまうと、数秒～数分で人工呼吸器は止まってしまいます。しかし、最近の人工呼吸器では、このアラームが作動した時点で自動的に内部バッテリに切り替わり、３０分から２時間ほどのバックアップ電源が作動します。
電源異常アラームの対処法
原因がはっきりとするまでは、バッグ換気に切り替えます。
その後は、以下のように対応していきましょう。
引用：羊土社 「人工呼吸管理に強くなる」 編集 讃井將満、大庭祐二
人工呼吸器を接続しているコンセントは、通常のものではなく必ず非常用の赤色のコンセントに接続するということも覚えておきましょう。非常用コンセントは、停電等のトラブルがあった時に自動的に自家発電に切り替えてくれるコンセントです。
また、タコ足配線の使用も危険です。気をつけましょう。
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