酸塩基平衡を保つための「塩基」はどれ?

 

体の中では常に酸がつくられている、ということはわかりましたね。
酸塩基平衡で重要な化学式は

 

CO2(二酸化炭素) + H2O(水) ⇔ H2CO3(炭酸) ⇔ HCO3− (重炭酸イオン) + H+(水素イオン)

なのですが、この反応の中で酸はどれでしょうか?

 

先ほどのページ体の中で常につくられている酸を読んでいただけた方はわかると思いますが、酸は、水素イオンH+と二酸化炭素CO2です。

 

では、酸と対をなすもの、「塩基」はどれですか?

 

ここでもう一度酸と塩基の定義を思い出しましょう。

酸:水素イオンH+を放出する物質のこと

塩基:水素イオンH+を受け取る物質のこと

でしたね。

 

体の中にある塩基の代表は、水素イオンH+を受け取って炭酸H2CO3を作り出す重炭酸イオンHCO3−です。

 

それでは、ここまでのまとめです。
酸塩基平衡を保つための代表的な酸、塩基はこちらです。

 

酸  : 二酸化炭素CO2、水素イオンH+
塩基: 重炭酸イオンHCO3−

 

この先の理解を簡単にするため、まずはこのことをおさえましょう。



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