夜勤時に「仮眠」が必要な4つの理由

 

本来眠るべき夜に起きて仕事をするということは、心身に大きな影響を与えます。しかも、日本は先進国の中で唯一16時間夜勤を導入している国です。長すぎる労働時間は、夜勤をする看護師にとっては負担となっています。

 

夜勤をする看護師の負担を少しでも減らそうと、各病院(病棟)では夜勤中に「仮眠」の時間も含めた休憩時間が設定されています。

 

そして、その「仮眠」が必要な理由は、大きく分けて4つあります。順番にみていきましょう。

 

1 効果的な疲労回復と、明け方の眠気解消

 

人間は、さまざまなホルモンや自律神経の働きにより、「朝起きて夜眠る」というリズムが体に刻み込まれています。夜勤前後の日中に「仮眠」をとることも多いと思いますが、日中の仮眠は本来の睡眠パターンと違うため、これではなかなか疲労が回復しません。

 

一方深夜勤帯の仮眠は、いつもの夜間睡眠と同じ睡眠時間帯に眠ることができます。これにより、寝つくまでの時間が短く、疲労回復に必要な深い睡眠が出やすいことから、効率的な疲労回復が可能になります。人間のリズムに合わせた眠りであるため、短い時間でも効果的な睡眠をとることができるのです。  

 

また、仮眠をとることにより、勤務終了までの時間が短くなります。そのため、特に早朝時刻帯に生じる眠気が抑えられ、一番事故の起きやすいこの時間帯における医療事故の発生防止にもつながります。

 

2 サーカディアンリズム(人間本来のリズム)を維持できる

 

人間は、昼間体温が高く活動的になり、夜は体温が下がって眠りやすくなるというリズムをもっています。これを「サーカディアンリズム」といいます。

 

夜勤というのは、そもそも体温が低下していく時刻帯に活動しなくてはいけない勤務です。そのため、特に深夜勤帯に働くことは、昼夜逆転のリスクが高まります。

 

しかし深夜帯に仮眠を取ると、人間本来のリズムを維持しやすくなります。睡眠には体温を下降させる働きがあるからです。すなわち、ほんの少しの時間でも本来人間が眠るべき夜に眠ることで、それがアンカー(錨: いかり)になり、頂点位相(1日でもっとも体温が高い時刻)のずれによる リズム障害が防げるというものです。  

 

一般社会が昼型の生活スタイルであるため、夜勤時以外は昼型の生活をすることになると思います。このため、仮に感覚的に「夜勤慣れ」を感じたとしても 完全な夜型の生体リズムに適応することはありません。よって、仮眠により本来の生体リズムを維持しておくことが社会生活や健康保持のためにも大切です。

 

3 余暇時間の充実

 

仮眠により疲労回復しておくことで、深夜勤明けやそれに続く休日に疲労が残ることを避けることができます。そのため、自分の自由な時間を昼間睡眠にあてる必要が少なくなり、余暇の時間を有意義に使うことができます。

 

もしも仮眠を取らなかった場合、疲労回復を図るために深夜勤明けやそれに続く休日を、寝たり起きたりして過ごすことも珍しくないと思います。昼間は、量や質ともに満足する睡眠を取ることは難しいので、疲労を持ちこさないためには夜間に仮眠を取ることが効果的です。

 

4 長期的に夜勤を続けた時の健康影響を防ぐ

 

長期的に夜間に人工照明に曝露することで、乳がんや前立腺がんの発生率が高まる可能性があります。これは、夜間睡眠中に分泌されるはずの抗酸化作用や抗腫瘍作用を持つメラトニンが分泌抑制されるためです。

 

しかし、仮眠を2時間取った場合は、通常の夜間睡眠時間より短いとはいえその間はメラトニンが分泌されるので、影響を少なくすることが期待できるとされています。

 

このように、夜勤中の「仮眠」には、夜勤をする看護師の健康を守ってくれるとても大切な役割があるのです。

 

もしも自分がリーダーの夜勤があった場合には、少しの時間でもスタッフ(もちろん自分も含め)が仮眠をとることができるよう、調整しましょう。

 

また、スタッフとして夜勤に従事する場合にも、これらの知識はしっかりと頭に入れておくことが重要です。休憩時間はスマホや携帯をいじっていてもよいですが、なるべくならリラックスして少しでも仮眠する方が、体のためには大切です。

 


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