手足口病の疫学

 

 

手足口病は、エンテロウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症です。エンテロウイルスとはあまり聞き覚えのないウイルスかもしれませんが、子どもによくみられる感染症で、主に夏に流行します。夏に子どもが熱を出したらまずはエンテロウイルス感染症を疑うべし!といわれるほど、メジャーな感染症なのです。

 

エンテロウイルスは、1つのウイルスではなく、「ピコナウイルス科エンテロウイルス属」という属性に所属するいくつかのウイルスの集まりです。エンテロウイルスは、大きく分けて3種類のウイルスに分けることができます。ポリオウイルスコクサッキーウイルスエコーウイルスの3種類です。さらに詳しく見てみると、これら3種類のウイルスにはそれぞれ細かく様々な型が分かれています。

 

手足口病を引き起こすのは、主にコクサッキーウイルスの中でも「コクサッキーウイルスA群」に属しているコクサッキーA16型(CoxA16)、コクサッキーA6型(CoxA6)、エンテロウイルス71型(EV71)で、そのほかコクサッキーウイルスA10型(CoxA10)などでもみられます。
同じ手足口病でも、症状の出方や合併症におこしやすさは、それぞれの型で微妙に異なります。詳しくは次のページでご説明しますね。

 

また、手足口病は一度なったからもうならない!という感染症ではありません。その理由は、手足口病を引き起こすウイルスは、今説明したようにいろいろな種類があるからです。
例えばCoxA16による手足口病になったならば、CoxA16の免疫はできたもののほかの型の免疫はないためほかの型に感染してしまった場合には再び手足口病になってしまう可能性があるのです。

 

手足口病の好発年齢は1-5歳の乳幼児ですが学童や成人にも感染することがあります。

 

 

感染経路

 

手足口病は、飛沫感染接触感染で感染します。手足口病に感染しやすい1-5歳の子どもたちは、手洗いうがいなどの衛生観念が発達していないことや、なんでも口に入れて確かめたがる時期であることなどから(特に乳児)、保育園、幼稚園や児童館などで集団感染が起こりやすくなります。


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