RSウイルスの疫学

 

 

RSウイルスは、冬に流行する感染症です。流行のピークは12月、1月であり、毎年10、11月〜3.4月くらいまで続きます。

 

「RSウイルス」と聞くとなんだか特殊な感染症なように感じられるかもしれませんが、実はRSウイルスはいわゆる「かぜ」の一種で、ありふれた感染症なのです。しかもRSウイルスは生涯何度も感染するので、これを読んでいるあなたも、これまでに何度も繰り返し感染してきていることでしょう。RSウイルスは感染を重ねるうちに症状が軽症化していくので、「なんだかちょっとだるくて鼻水がでるなぁ・・・」という風邪が、実はRSウイルスの場合もあるのです。

 

さて、このありふれたRSウイルスですが、赤ちゃんたちにとってみれば大敵です。乳児や高齢者など免疫力の弱い人にとっては、重症化しやすい要注意な感染症のひとつとなるのです。

 

赤ちゃんたちは、生まれて初めての冬に全乳児の2/3がRSウイルスに初感染し、感染した乳児のうち1/3が下気道感染に至り、さらにそのなかの1〜3%が重症化してしまうといわれています。また、1度感染したからそのシーズンはもうならない・・・というわけではなく、同じシーズンで何度も再感染する可能性があります。1度のシーズンで再感染する割合は10〜20%、感染して回復した後2〜3週間で再感染しうる可能性がでてきます。しぶといですね。

 

しかも0、1歳の赤ちゃんたちが細気管支炎、肺炎になってしまったとき、その主な起因ウイルスはRSウイルスであると言われる程に、赤ちゃんにとってRSウイルスとの戦いは厄介なものなのです。

 

 

感染経路

 

RSウイルスの感染経路は、接触感染飛沫感染です。
感染力は強いため、乳幼児や免疫力の弱い方は、周囲にRSウイルスの患者さんがいる場合には極力接触を避ける必要があります。


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