マイコプラズマの診断
患者さんの咽頭ぬぐい液や喀痰で分離培養すれば、確実な結果が出ますが、結果が出るまでに1週間もかかってしまうので臨床ではあまり使われることがありません。
では実際に臨床でなされる検査は何かといいますと、血清診断、つまり血液検査を行い、マイコプラズマ抗体がどれくらいあるかを調べることが行われます。ちなみにマイコプラズマ抗体とは、マイコプラズマに感染すると出来上がる、マイコプラズマをやっつけるための防衛隊のことです。
マイコプラズマ抗体を調べる検査はいろいろと種類がありますが、最もよく使われているのがPA法と呼ばれる検査です。なぜこのPA法が広く使われているかというと、PA法は感度も高く、急性期でも感知することができるからです。