認定看護師の役割とやりがい

 

医療の高度・複雑化が進むにつれて、看護師に期待される役割も多くなってきました。そのため、これからの看護師は、スペシャリストとしてより専門性を発揮していく必要があります。

 

看護師がスペシャリストを目指すにあたって、まず目標にしたい資格があります。それは、「認定看護師」「専門看護師」です。

 

ここでは、認定看護師についてみていきましょう。

 

認定看護師の役割

 

認定看護師は、日本看護協会が認定している資格です。そのため、国家資格のように「持っていなくてはその業務を行うことができない資格」ではありません。認定看護師は、持っていることで「スペシャリストとしての資質がある」ことを示す資格なのです。

 

認定看護師は英語で「Certified Nurse」と表記され、略して「CN」と呼ばれることもあります。

 

注意してほしいのは、認定看護師はありとあらゆる看護のスペシャリストなのではないという点です。認定看護師は特定の看護分野においての看護のスペシャリストであることを示す資格なのです。

 

認定看護師の役割は、大きく分けて3つあります。「実践」「指導」「相談」です。それぞれ具体的にどのような役割を担っているのか述べていきます。

 

<看護の実践(実践)>

 

認定看護師に要求されるものとして、患者やその家族に対して熟練した知識と技術を用いて看護を実践することがあります。

 

一般の看護師でも、最低限の知識や技術は持っているので看護を実践することはできます。しかし、認定看護師はその分野のスペシャリストであるため、一歩進んだ看護を提供することができるのです。

 

例えば、痛みに苦しむがんの患者さんがいたとします。痛みに対しては当然鎮痛剤が投与されます。一般の看護師では医師に言われるがままの量を投与し、その鎮痛剤が効果的かどうかの判断もはっきりわからない場合があります。

 

しかし、がん性疼痛看護認定看護師であれば、熟練した知識と技術を持っているために、「痛みは何が原因で起こっているのか」「効果的なアセスメント」「痛みの総合的な評価」「薬剤の適切な使用方法」「疼痛緩和のための個別的なアプローチ」などを看護の視点から提案し、適切なケアを実践することができます。

 

このように、認定看護師としての知識や技術があれば、スペシャリストとして主体的に患者さんや家族へのケアをすることができるのです。

 

<看護実践を通して、ほかの看護職者に対して指導を行う(指導)>

 

それだけではありません。認定看護師は、その熟練した知識・技術を臨床の場で実践することで、ほかの看護師に対して大きな影響を与えることができます。

 

認定看護師が持つ専門的な知識、さらには技術を臨床の場で実践している姿を通し、ほかの看護師たちは、専門的な看護実践の方法について学ぶことができます。

 

それにより、その部署全体の看護実践能力が飛躍的に上昇し、患者さんや家族にとってよりよいケアを提供できるようになります。

 

<看護職者に対しコンサルテーションを行う(相談)>

 

さらに、認定看護師はほかの看護師からの相談に乗り、適切な対応について指導するコンサルテーション(相談)という役割を担うこともできます。

 

「特定の患者さんに対する相談」「勉強会」「部署全体の効率的なケアの提供方法」など、熟練した知識と技術をもつ認定看護師だからこそ行うことのできるコンサルテーションは、臨床で働く看護師にとって大きな支えや指針になるものです。

 

このように認定看護師は、自分の能力向上のみに関わらず、部署全体の能力を向上させることのできるような役割を担っているのです。それにより患者さんや家族にもたらされる恩恵は計り知れません。

 

認定看護師になるには

認定看護師になるには、通算5年以上(そのうち3年間以上は目指す認定看護分野の実務研修が必須)の実務経験が必要です。

 

取得までの具体的な流れに関しては、以下の通りになります。

 

 

注意すべきところは、認定看護師の資格は取得したらずっと持っていられるわけではないという点です。認定看護師は、5年ごとに更新する必要のある資格です。更新するときには、所定の看護実践時間に達しているかどうかや、学会などへの参加状況が確認されます。

 

認定看護分野

 

現在認定されている看護分野には、「救急看護」「皮膚・排泄ケア」「集中ケア」「緩和ケア」「がん化学療法看護」「小児救急看護」「乳がん看護」「新生児集中ケア」などがあります。

 

実は、認定看護師での看護分野は申請すれば増やすことができるのです。もちろん自分の申請した分野が認定されるためには、その必要性が認められることが必要です。しかし看護分野を増やせるということで「興味のある領域がないから認定看護師にはなれない」のではなく、新たな看護のフィールドを自分自身で切り開いていける可能性を秘めているのです。

 

現在登録されている看護分野の一覧を見るには、日本看護協会のホームページに最新の情報が記載されています。

 

このように認定看護師は、自分自身のステップアップのみに限らず、自分の関わる臨床実践の場全体のステップアップを行うという、大変意義の大きい役割を担っています。

 

スペシャリストとしての知識・技術をもち主体的に看護を実践することは、大きなやりがいにつながります。看護の新しいフィールドを切り開くパイオニアとして、認定看護師はこれからさらに重んじされる資格となります。

 


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