どんなことでもメモを取れ!

 

Nsかなむんが新人時代に先輩方からほぼ毎日言われていたこと。それは、「メモを取りなさい!」でした。

 

そこでNsかなむんは、ひたすらメモを取り始めました。・・・が、新人時代というのはとにかく覚えることが多すぎるものです。病気もわからなければ薬の名前もわからない。それ以前に業務の要領もつかめないし、カルテの書き方もわからない。ってか、この先輩の名前なんだっけ・・・?まるで地球から別の星にやってきたかのごとくすべてがわからない。そして新しく学んだことをぜーーーんぶメモに書いていった結果、一瞬にしてメモはぐっちゃぐちゃ。もはや見直す気にもなりません。そして必要な時にそのメモを見直そうと思っても、「あれ、どこに書いたっけ・・・?」ともたもたして結局先輩に怒られる始末。

 

そこで、Nsかなむんはメモ帳を2つに分けました。
「業務について」書くためのメモ帳と、「病気や薬の知識など」を書くためのメモ帳です。

 

「業務について」書くためのメモ帳

新人ナースとして働き始めた最初は、とにかく業務を覚えることが重要視されます。新人ナースが病気や薬の知識などをもっていないのは当然のこと。先輩たちも、知識面に関しては「そんなこともわからないの!!」なんて怒ることは少ないと思います。それよりも働きたての頃大事なのは、きちんと病棟(もしくは外来)のルールや手順にのっとって業務を回すことができるかどうかという点になってくるのです。

 

医療現場では、医療事故を防ぐためのルールやマニュアルが定められていることが多いです。わからないことは先輩と一緒にマニュアルを確認しながら、まずは確実に、正確な手順で業務を行えるように努めましょう。

 

そして先輩が教えてくれた業務についてのアドバイスはメモに残し、時間のある時にマニュアルに書き写すなり自分なりの業務まとめノートを作成するなりして、必要な時にさっと調べられるようにしておきましょう。

 

「病気や薬の知識など」を書くためのメモ帳

正直、学校や国家試験でいくら知識を頭に詰め込んだところで、それでけでは臨床では使えません。教科書的な知識をベースにして、実際の患者さんを受け持たせていただきながら、その症状や治療などの臨床的な知識を追加して覚えていく必要があります。

 

新人として働き始めてから、覚えることは本当に膨大にあります。先輩が日々の業務の中でつぶやいた病気や治療に関する生きた知識を吸収することは、大きな財産になります。欠かさずにメモしておきましょう。

 

そして、その内容を教科書に追加していったり、勉強会の資料を作成するなどして、学んだことをアウトプットし、確実に自分の知識としていきましょう。

 

また、Nsかなむんは臨床でよく使うけれどもなかなか覚えきれない知識(例えば抗がん剤の副作用)に関しては、ポケットサイズのノートにまとめて白衣の中に入れて持ち歩いていました。こうすることで、必要な時に必要な知識をすぐに取り出すことができるからです。

 

 

 

教えている先輩にとっても、後輩が一生懸命メモを取っている姿を目にすると「頑張っているな」「自分から多くのことを学び取ろうとしているな」と、よい印象に映ることが多いです。一生懸命頑張っている人にはどんどん教えたくなるのが人間というもの。あとから見直しやすいメモを取ることを心掛け、先輩方が教えてくれるすべてを吸収していきましょう。



HOME このサイトについて お問い合わせ