派遣看護師として働くために適切な人材派遣会社を探す

 

「派遣」という雇用形態は、雇用主が「勤務する施設」などではなく「人材派遣会社」になるという点が特徴的です。勤務先は配属された施設ですが、雇用主は人材派遣会社なのです。

 

そのため、どの人材派遣会社(派遣事業者とも呼ばれます)を選ぶかは、非常に重要な要素になります。

 

今回は、人材派遣会社を選択する際にどのようなポイントに気を付けて探せばよいのかみていきましょう。

 

人材派遣会社の仕組み

 

まずは、人材派遣会社とはどのようなものかについて説明します。

 

民間の会社が運営している人材派遣会社は、「派遣として働きたい看護師」と「派遣看護師を受け入れたい施設」をマッチングさせる会社です。

 

派遣として働きたい看護師は、人材派遣会社に登録を行います。そこで「希望の仕事内容」「勤務先」「条件」などを伝えます。一方の受け入れ施設側も、人材派遣会社にどのような求人がほしいか伝えます。そのうえで人材派遣会社は、「看護師」と「受け入れ施設」が求めているそれぞれの条件をマッチングさせます。

 

ちなみに人材派遣会社がどのように収益を得ているのかというと、紹介先の施設から「紹介手数料」としてお金を受け取っています。そのため、人材派遣会社に登録したからといって看護師に金銭的な負担が発生することはありません。

 

良質な人材派遣会社の見つけ方

 

派遣看護師として働きたいのであれば、人材派遣会社に登録しなくてはいけません。

 

しかし、人材派遣会社は非常にたくさんの種類があるため、どの会社にするか選択するだけでも一苦労な作業になります。

 

そのため、ここでは、人材派遣会社を選ぶうえで押さえておきたいチェックポイントについて確認していきます。

 

1 一般労働派遣事業の許可を得て、または特定労働者派遣事業の届出を行っているか。(許可番号または届出受理番号により確認)
2 職業紹介事業の許可を得ているか。
3 派遣元責任者を配置しているか。
4 派遣労働者に対する雇用保険健康保険年金保険の適用が適切になされているか。
5 個人情報の管理が適切になされているか。
6 労務管理が十分になされているか。・派遣看護職員の労働条件、福利厚生などの管理を適切に行っているか。・セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント等に関して必要な配慮をしているか。
7 労働保険社会保険(健康保険、厚生年金保険)への加入手続きを実施しているか。
8 派遣看護職員に対して、雇い入れ時あるいは継続雇用時に健康診断を実施しているか。
9 苦情処理を適切に実施しているか。・派遣看護職員に対する苦情・相談窓口があるか。・医療機関からの苦情に対応できるシステムがあるか。・苦情などの処理について、派遣看護職員と医療機関の間のコーディネートができているか。
10 看護職のコーディネーターを配置しているか。
11 経営状態や労働者派遣の実績は良好か。(ホームページなどにより確認する)
12 派遣事業者の営業担当・コーディネーターの説明は明確か。
13 紹介予定派遣の職業紹介に係る手数料は妥当なものか。
14 派遣看護職員の教育訓練を日常的・計画的に十分に行っているか。
15

派遣看護職員の能力・技術の評価基準が示されているか。
(経験年数、経験のある診療科など)

 

人材派遣会社を選ぶ上で、確認しておくべき点はたくさんあります。しかし現実的に、注目すべきポイントは「派遣事業者の営業担当・コーディネーターの説明は明確か」という点になります。

 

「派遣業務を行う許可を得ている会社かどうか」「責任者を配置しているか」「個人情報の管理は適切か」などは、会社としての根本的な部分になりますので、そもそもこれらのチェックポイントに引っかかる場合は少ないと思います。

 

それよりも、私たちが実際に人材派遣会社を選ぶポイントとして重視したいのは、「営業担当、コーディネーターの説明は適切か」という部分です。

 

管理人も実際に転職サイトのコーディネーターに相談したことがあります。実際に派遣として働きはしなかったのですが、私の現状をわかったうえで「無理に派遣として働く必要はないのでは」というアドバイスをもらったことが、コーディネーターに対する大きな信頼へと繋がりました。

 

コーディネーターは、自分の「経験」「希望」「条件」などをすべて正しく理解しているうえで、派遣先の施設についてもある程度精通している人である必要があります。

 

そのため、「派遣についてまだ迷っている段階なのに、しつこく営業をかけてくる」「自分の意に沿わない施設を紹介される」「自分の希望する勤務先などについての知識がない」といったコーディネーターに当たった場合には、コーディネーターを変えてもらうか、ほかの会社を検討したほうがよいでしょう。

 

また、話していて「なんとなく話がかみ合わない」など性格の不一致である場合も、コーディネーターを変える必要があります。

 

そのほかには、職業紹介に手数料が発生するかどうかも見るべきポイントとなります。

 

人材派遣会社は紹介先の施設から「紹介料」をもらうので、登録する看護師に金銭的な負担は発生しないのが一般的です。しかし、場合によっては「登録料」「手数料」などが発生することがあります。

 

このようなときは、「手数料が明確に定められているか」「不当な手数料ではないか」「手数料とサービスの質が見合っているか」などについて確認していく必要があります。

 

派遣看護師として働くときには、人材派遣会社への登録が不可欠です。この場合、興味を持った複数の会社に登録しましょう。先述したように、どのコーディネーターに当たるかによって自分の就職・転職は大きく左右されます。

 

そのため、何人かのコーディネーターと話してみて、自分が最も信頼できそうなコーディネーターとともに自分の就職・転職先を選定していく必要があります。

 

看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。 こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。 ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。 これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。

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