ロタウイルスの症状と合併症

 

 

ロタウイルスは、潜伏期間が24〜72時間と短いです。
また、ヒトに感染させうる期間(糞便中にウイルスが検出される期間)は下痢発症2日前〜発症後10日間とされています。下痢の症状が現れる前からヒトに感染させる可能性があり、また、感染したら短期間で発症するロタウイルス。その感染力は恐るべし、です。

 

ロタウイルスの3大症状

ロタウイルスの3大症状は、嘔吐、下痢、発熱です。
それぞれ順にみていきましょう。

 

・嘔吐
午前は元気に遊んでいた赤ちゃん。それが午後になると急に機嫌が悪くなり、おえ〜っと嘔吐・・・このように、嘔吐は突然やってきます。
発症初日〜2日目に嘔吐の症状が現れることが多く、3日目以降はだんだんと落ち着いてきます。

 

・下痢
ロタウイルスを発症すると、ある特徴的な下痢便がでます。それは・・白い水様便です!ロタウイルスを発症すると、普段なかなか見かけないような、白〜黄白色の水様便が出るのです。
※なお、白〜黄白色の便はノロウイルスに感染した場合でも排出されることがあります。また、ほとんど正常に近い色の便の場合もあります。
しかもこの便、かなり大量に出るんです!
1日に数回〜ひどい時には数十回、水様便が出ます。1度に出る便の量が多すぎて、おむつから漏れ出すこともあるくらいです。
さらに、ロタウイルスの便は独特のいや〜な香りがします。
酸っぱいような、魚が腐ったような、独特の香りです。明らかに普通の便のにおいとは違うので、すぐにわかると思います。
下痢は、5日〜6日続きます。こんなに大量の便が5日〜6日も出続けるということは・・・お分かりですね?脱水のリスクは非常に高くなります。

 

・発熱
発熱は、そんなに長い期間持続しないことが多いです。だいたい、発症してから半日〜1日で解熱します。
しかし・・・熱の上がり方は激しく、40℃近い高熱が出る場合もあります。全体のおよそ6割の患者さんが、38℃以上の発熱を引き起こすといわれています。

 

・その他の症状
その他の症状としては、脱水電解質異常アシドーシス(代謝性アシドーシス)があります。電解質異常とアシドーシスは、脱水が大きな原因となっています。ロタウイルスは、とにかく下痢と嘔吐の症状が激しいです。そのため、「お水を飲みましょうね」と言っても飲んでくれるわけのない赤ちゃんたちを、どう脱水から守るか・・そこがポイントとなってきます。

 

また、咳嗽もあらわれることが多く、患者さんの1/3〜およそ半数に咳嗽がみられます。

 

軽症胃腸炎関連痙攣

ロタウイルスによる合併症の一つに、胃腸炎関連痙攣があります。胃腸炎の症状自体は軽いけれども、無熱性痙攣を引き起こす病態です。
ロタウイルス胃腸炎に感染した2〜3%の乳幼児に、胃腸炎関連痙攣がみられるといわれています。
発症してから2日〜5日目に多く、主に強直間代性痙攣で、持続時間が1分〜3分と短いです。群発(短期間に発作が反復すること)しますが、予後は良好な痙攣といわれています。

 

 

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