妊娠後期の看護師が働くときに注意すること

妊娠後期の看護師が働くときに注意すること

 

妊娠後期はお腹が日に日に目立っていき、誰が見ても「妊娠している」と分かるようになります。

 

妊娠後期は、赤ちゃんが各臓器を完成させて体に脂肪をつけていく重要な時期であると同時に、妊婦にとっては出産という大仕事に備えるための大切な準備期間ともなります。

 

また、妊娠後期はいよいよ産前休暇に突入する期間です。産前休暇は、出産予定日の6週間前(多胎の場合は14週間前)から取得できることになっています。

 

働きながらの妊婦生活で心身ともに余裕がなかった人でも、産前休暇中は、ようやくゆったりとしたマタニティライフを送ることが可能になります。産前休暇を楽しみに、残りの仕事を無理せず行っていきましょう。

 

今回は、妊娠後期の特徴や働く上での注意点について説明していきます。

 

妊娠後期の特徴

 

妊娠後期は、28週〜40週のことを指します。

 

赤ちゃんは臓器の機能が成熟し、髪の毛や爪も生えてきます。また、特に妊娠後期の終わり頃には体にどんどん脂肪がついていき、外での暮らしに耐えられるようになっていきます。

 

妊娠後期の妊婦は、お腹がどんどん大きくなっていきます。大きいお腹を抱えていると、歩いているだけで「動悸」「息切れ」などがおこり、まるで常にジョギングをしているような状態になります。

 

また、個人差はあるものの、「嘔気・嘔吐・食欲不振」「頻尿・尿漏れ」「足がつる」「股関節の痛み」「便秘」「睡眠障害」などのさまざまな症状が起こるのもこの時期です。

 

妊娠生活のラストスパートである妊娠後期には、向き合っていかなくてはいけない体の問題はたくさんあるのです。

 

それでは、妊娠後期の看護師が、日々変化していく体とどのように向き合いながら、どのような点に注意して働いていくべきか説明します。

 

妊娠後期の「嘔気・嘔吐・食欲不振」とのつきあい方

 

妊娠後期には、嘔気・嘔吐・食欲不振などの消化器症状が再燃してくる場合があります。まるで初期のつわりのようであり、これらの症状に苦しめられる人も多いです。

 

消化器症状が出現した場合には、つわりの時と同様に、「少量ずつ頻回に食べる」「口当たりの良いものを食べる」など、食べ方や食べるものを工夫するようにしましょう。

 

また、忙しい業務の中でもなるべく水分は摂取するようにしましょう。

 

産休前の看護師が悩まされる「睡眠障害」

 

多くの妊婦が悩まされる症状に、「睡眠障害」が挙げられます。なかなか寝付けない、中途覚醒してしまう、早朝覚醒して眠れなくなってしまうなどの症状が起こります。特に、妊娠後期の終わり頃に多いようです。

 

仕事をしていない場合、夜眠れなかった分は昼寝で補えばよいです。しかし、仕事を続けている場合には、どんなに眠れなくても朝起きて仕事に行かなくてはいけない上に、業務中も仮眠を取ることは難しいため、心身ともに辛くなってしまう場合があります。

 

妊娠後期の睡眠障害は、産後赤ちゃんの世話をスムーズにできるようにするために、その準備として発症します。体を赤ちゃんリズムに合わせるために必要なこととはいえ、働く妊婦にとっては困った症状です。

 

対応法としては、眠れなくてもなるべく体を横たえておくことです。体を横にしているだけでも、疲れは軽減されます。

 

実際に管理人(=私)も、産休前に睡眠障害が出現し、「翌日日勤なのに、朝3時に目覚めてから一睡も出来なくなった」「ずっと眠れず、ようやく眠れたのは朝4時だった」などということが起こりました。このときは無理に眠ろうとせず、体を休ませながら、産休に入る日をカウントダウンして気持ちを上向きにしていました。

 

また、もしも睡眠障害により体調がすぐれない場合や、精神的に不安定になってしまった場合には、無理せず上司に相談しましょう。「業務の軽減」「昼休みの仮眠」などの対応をとってもらうこともできます。

 

妊娠後期に気をつけたい症状

 

妊娠中期と同様、妊娠後期も3つの症状に気をつけなくてはいけません。それは、「出血、お腹の痛み、お腹の張り」です。

 

妊娠後期の出血

 

出産間際の37週目以降に出血があった場合は、「おしるし」と呼ばれます。これは、いよいよ出産が近くなった合図であるため、異常ではありません。ちなみに、おしるしがないままお産が始まる人もいます。

 

それ以前に出血があった場合は、出血量や色にかかわらず、一度病院へ連絡して指示を仰ぐとよいです。

 

なお、以下の場合は早急に診察を受けましょう。

 

・出血の他に、お腹の張りや痛みを伴う場合

 

・多量の出血や、流れるような出血がある場合

 

・塊のような血が出てきた場合

 

この時期の出血で怖いのは、切迫早産や常位胎盤早期剥離です。早めの診断、対応をしてもらうためにも、早めに受診することが大切です。

 

お腹の痛み

 

この時期は、胎動が強くなってきます。そのため、赤ちゃんに蹴られたことによって腹部に痛みを感じる場合があります。

 

また、37週以降の腹痛は陣痛である可能性もあります。これらは正常な経過で起こる腹痛であるため、問題ありません。

 

気をつけたいのは、「激しい腹痛」「出血やお腹の張りを伴うような腹痛」「妊娠37週以前の規則的な腹痛」です。

 

これらの症状が出現した場合、切迫早産や常位胎盤早期剥離など緊急性の高い症状である場合があります。少しでも「おかしい」と感じたら、業務中でも申し出て、受診するようにしましょう。

 

お腹の張り

 

妊娠後期には、頻繁にお腹の張りが起こります。これは、体が出産に向けて準備しているためです。

 

しかし、中には心配なお腹の張りもあります。それは、「妊娠37以前に、規則的なお腹の張りがある場合」です。具体的には、妊娠30週未満で1時間に3回以上、妊娠30週以降で1時間に5回以上の場合です。

 

このような場合は、切迫早産である可能性もあります。

 

そのため、「お腹の張りが頻回なとき」「30分〜1時間横になっても張りが治まらないとき」「お腹の張りの他に腹痛、出血があるようなとき」には、早めに受診するようにしましょう。

 

ここまで見てきたとおり、妊娠後期は、赤ちゃんもだいぶ大きくなり安定してきているとはいってもまだまだ注意が必要な時期になります。また、日に日に変化する体調にうまく対応しながら仕事をしていく難しさもあります。

 

産休まで、あと少しです。辛いときは周りのサポートを得ながら、無理なく働くようにしましょう。

 


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