看護師が「転職」「部署異動」した後に感じる4つのストレスと対処法

看護師が「転職」「部署異動」した後に感じる4つのストレスと対処法

 

今いる職場の「業務内容」「労働環境」そして「人間関係」などで悩む看護師にとって、転職や部署異動は希望の星のように映ることがあります。職場を変えることで、今の大変な状況から抜け出せるのではないかと期待するためです。

 

もちろん、転職や部署異動をすることで、今までの大変な状況から抜け出せることは多々あります。私の友人でも、転職をきっかけにライフワークバランスを保ちながら生き生きと働くことができるようになった人が7、8人はいます。

 

彼女たちは一様に「転職して良かった」と話します。ですが、よく話を聞いてみると、「もちろん大変なこともあったけどね」と話します。転職はよいことばかりではなく、ストレスがかかる一面があることは事実なのです。

 

そこで今回は、転職や部署異動後に看護師が感じやすい4つのストレスについてお話していきます。転職してから「こんなはずじゃなかった」とならないように、対処法も含めてあらかじめ頭の片隅に入れておいてください。

 

新生活が始まることのストレス

 

「新生活が始まることへのストレス」は、転職の場合に感じることが多いです。

 

職場が変われば、「出勤時間」「通勤経路」などが変わります。場合によっては住む場所までも、変わることもあります。

 

このような変化は一見些細な問題のように見えます。ですが、新しい生活に慣れるまでは、日々小さな緊張を強いられることになってしまうのです。

 

例えば通勤一つ取っても、「ここの乗り換えで合っているかな?」「次はどのバスに乗るんだっけ?」とどきどきします。引っ越しした場合には、「どこのスーパーによって帰ろう」という小さな悩み一つ取っても、ストレスになり得るのです。

 

対処法

 

新生活が始まる場合、軌道に乗るまでの間、小さなストレスを感じてしまうのは仕方がないことです。だいたい1か月経てば新生活になれてくることが多いので、それまでは新しい生活を頑張っていきましょう。

 

また、せっかく職場を変えるのですから、新しい職場を自分の好きなエリアから選ぶというのも一つの方法です。

 

最先端のファッションが揃った繁華街、個性的な下町、自然たっぷりの温泉街など、それぞれの土地にはそれぞれ個性があります。「一度は住んでみたかった」というエリアで働けば、むしろ楽しみながら新生活を始められるかもしれません。

 

新しい人間関係のストレス

 

転職でも部署異動でも、どうしても直面しなくてはいけないのが「新しい人間関係のストレス」です。

 

どんなによい人間関係の職場でも、最初はお互い少しぎこちなくなります。初めから「あうんの呼吸で息の合ったチームワーク」なんてできるはずもありません。働き始めの頃は教えてもらうことが多くなる上、お互いどのような人物かも分からないので遠慮しがちになります。

 

転職や部署異動をしたのならば、慣れるまでは新しい人間関係のストレスと付き合っていかなくてはいけません。

 

対処法

 

新しい職場で人間関係をスムーズに構築していく唯一の方法があります。それは、早く仕事を覚えることです。

 

あなたが一生懸命に仕事を覚えようとしている姿勢は、周りのスタッフに好印象を抱かせます。実際に仕事を早く覚えることができたならば、あなたも働きやすくなるだけでなく、周りのスタッフにとっても助かります。

 

最初は覚えることも多くて大変だと思いますが、一人前目指して頑張りましょう。

 

また、転職先の人間関係がどのようなものであるかについて、あらかじめ知ることができるのはご存じでしょうか。実は、転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみれば希望する職場の人間関係について教えてもらえる場合があるのです。

 

キャリアコンサルタントは看護師がスムースにキャリアを構築できるよう、病院との連携がしっかり取れているところが多いです。そのため、キャリアコンサルタントに相談してみれば、気になる職場の人間関係がある程度分かるのです。

 

また、転職前に職場見学をすることでも、職場の雰囲気を把握することができます。これも、転職サイトのサービスに含まれています。

 

このように、転職サイトを有効活用することでも、「転職したけど人間関係が最悪だった」というミスマッチを防ぐことができます。

 

新たに勉強をしなくてはいけないストレス

 

転職でも部署異動でも、新しい領域にチャレンジする場合に必ず直面するストレスがあります。それは、「新しい領域の勉強をしなくてはいけない」ということです。

 

ご存じの通り、私たち看護師が看護学校で習う知識というのは、看護師として働く上で必要最低限の知識のみです。実際には学校の知識だけでは、とてもではないけれど臨床でやっていくことはできません。看護師として働くためには、各診療科ごとにかなりの専門性が求められるからです。

 

例えば消化器外科病棟で5年間の勤務経験がある人がいたとします。その人は、消化器外科の領域に関してはプロフェッショナルとしての知識を持っています。

 

ですが、仮にその人が透析外来に勤務し始めたならば、また一から勉強しなくてはいけません。消化器外科ではプロフェッショナルでも、その他の領域では新人看護師レベルの知識しかない場合もあるからです。

 

このように、新しい領域にチャレンジするときには、最初は勉強が大変であるということも覚えておきましょう。

 

対処法

 

看護師が転職するに当たり、「条件だけで選んでは長続きしない」と言われる原因も、ここにあります。

 

仮に「月収35万円 日勤のみ」などの好条件の職場があったとしても、その領域が自分の興味から外れていたならば、苦痛以外の何者でもありません。興味のない領域の勉強をし続けるというのは大変な労力がいる上に、あまり生き生きと働くこともできないかもしれません。

 

そのため、転職するときには条件も大切ですが、「自分の興味のある領域は何か」をしっかり意識する必要があります。

 

例えば私であれば、小児看護や美容皮膚科に興味があります。これらの領域であれば、楽しく勉強ができます。

 

このように、人それぞれ興味の方向は違います。転職するときには、ぜひ自分が楽しく学べそうな領域を選びましょう。

 

手技などをその病院の「ローカルルール」に合わせなくてはいけないストレス

 

また、新しい職場に異動したときのストレスとして「その病院のローカルルールに合わせなくてはいけない」ということがあります。

 

例えば吸引の手技一つ取っても、それぞれの病院で微妙に異なります。

 

使っている吸引器が違えば、新しい吸引器の使い方を覚えなくてはいけません。総合病院では「使用したカテーテルは1回毎に破棄する」が常識でも、訪問看護の場では、ご家庭によって「1日使い回し、その後破棄する」というルールがあるかもしれません。

 

このように、例え転職先が今まで働いていたのと同じ領域であっても、手技については新たにローカルルールを覚え直さなくてはいけないこともあるのです。

 

対処法

 

ローカルルールに関しては、少しずつ自分を新しいルールに合わせていくしかありません。

 

「郷に入りては郷に従え」という言葉があります。これは、「新しい土地ではその土地のローカルルールに従うとうまくいきますよ」ということわざです。このことわざが示しているように、素直な気持ちで新しいローカルルールを受け入れていくしかありません。

 

「転職」「部署異動」して理想の生活を手に入れるには、これらのストレスを乗り越えなくてはいけない

 

ここまで見てきたように、「転職」「部署異動」はいいことばかりではなく、ストレスがかかる面もあることは事実です。

 

大切なのは、あらかじめこれらの事実を知っておくことです。

 

職場を変えることに理想を抱きすぎて現実とのギャップに落胆するよりも、あらかじめ「いいことばかりではないさ」という心構えを持っている方が、うまくいくことが多いです。

 

最初はもちろん大変な面もあります。ですが、あなたと本当に相性の良い職場に出会えたならば、3週間、3か月……と仕事を継続させていくうちに「なんだか今までよりも働きやすい」「仕事が楽しい」と思える瞬間が来るはずです。

 

転職後に直面するストレスをうまく乗り越え、あなたらしい生活を手に入れてください。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



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