新人看護師が抱えるストレスの原因と対処法

新人看護師が抱えるストレスの原因と対処法

 

新人看護師時代は、毎日がジェットコースターに乗っているかのような激動の日々です。なぜなら学生時代からのライフスタイルの変化も大きく、新しく覚えることもたくさんあるからです。

 

毎日必死で過ごしているうちに、いつの間にか新人看護師は多くのストレスを抱えてしまいます。それにもかかわらず、多くの人はストレスへの対処法を知らずにいます。

 

そこで今回は、新人看護師が抱えやすいストレスと、その対処法を原因別にお話していきたいと思います。これを読んで、ストレスにうまく対処しながら激動の新人時代を乗り越えていきましょう。

 

「社会人としての生活」が始まったことへのストレス

 

新人看護師に限らずすべての新社会人が経験するのが、社会人としての生活が始まったことへのストレスです。

 

社会人は、学生時代とライフスタイルが全く異なります。

 

学生時代には、好きな友人と付き合い、授業がない日は昼まで寝て、好きなバイトをして……という、自由なライフスタイルを謳歌することが可能でした。

 

しかし、社会人になるとそうはいかなくなります。

 

勤務日には、どんなに眠くても必ず出勤しなくてはいけません。職場の人間関係でも、好きな人だけでなく苦手な人ともうまく付き合っていく必要がでてきます。新社会人の生活は、学生時代と比べて我慢することが増えるのです。

 

そのような変化が、ストレスを生み出します。

 

対処法

 

社会人になりたての頃は、「ライフスタイルの変化」に関するストレスがとても大きいです。あまりのライフスタイルの違いに、「もう自分は社会人として働けない」と考える人もいるかもしれません。

 

そのような人に、おすすめの言葉があります。それは、「3日、3週間、3か月、3年」という言葉です。

 

どこかで耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、これは、人が「一つのことを続けるために必要な日数」を示しています。3日耐えることができたら3週間、3週間耐えることができれば3か月、そして3か月耐えることができたら3年間続けられるのです。

 

最初から「絶対○○年間は続けよう」などと意気込むのもよいです。ですが、「まずは3日」「まずは3か月」と小さな「3」の数字を積み重ねていくことで、いつかはそれが継続的な力になっていくという考え方もあることを覚えておきましょう。

 

慣れない人間関係

 

続いてのストレスは、人間関係についてです。新人看護師の場合、人間関係の悩みを持ちやすい傾向にあります。

 

その理由としては、これも「社会人経験が初めてだから」ということが挙げられます。

 

学生時代の人間関係と、社会に出てからの人間関係は全く異なります。

 

学生時代には、先輩・後輩関係はあったとしても、その関係性はフランクなものでした。しかし職場の人間関係ではそうはいきません。特に看護師の世界は体育会系な雰囲気があるので、上下関係がしっかりしています。

 

もともと体育会系の部活などをやっていた人は比較的スムーズに適応できるかもしれません。しかし、そうでない場合は初めは戸惑うことが多いです。

 

また、職場において新人看護師は「教えてもらう人」という立場です。「まだ一人前に仕事ができない状態で周りと良好な人間関係を作っていく」ということは、実際なかなか難しかったりします。なぜなら、「教える人」「教えてもらう人」という関係では立場が大きく異なるためです。

 

そのため、新人看護師は人間関係の悩みをもちやすいのです。

 

対処法

 

職場の中で認めてもらい、良好な人間関係を作っていく一番の近道は、早く仕事を一人前にこなせるよう努力することです。

 

仕事を一人前にできるようになって初めて、周りの先輩から認めてもらえるようになります。「早く仲良くなりたい」と悩む前に、まずは仕事をきっちりこなせるようになるよう努力しましょう。

 

「早く仕事を覚えたい」と頑張っている人は、他の人と比べて明らかに行動が変わります。例えば、「自分から積極的に先輩に質問しに行く」「メモを取りながら仕事を覚える」などをするようになります。すると、先輩から「○○さんは頑張っているね」という評価をしてもらえるようになり、結果として良い人間関係を築くことへとつながります。

 

また、社会人としての最低限のマナーを身につけることも大切です。例えば、「あいさつ」「お礼の言葉」「敬語」などです。

 

「当たり前ではないか」と思う人もいるかもしれません。しかし実際には、これらのことができない人が多いです。

 

そのため、「朝は自分からあいさつする」「教えてもらったらお礼を言う」などを意識するだけでも、先輩から「礼儀正しい子だな」と思ってもらえます。

 

覚えなくてはいけないことが多すぎる

 

勉強する量が多いということも、新人看護師の悩みの一つです。

 

看護学生時代、看護学生は多くのことを学びます。しかし、残念ながら学校で習うことは非常に初歩的な内容であるため、実際に臨床で役立つ知識のほとんどは新人看護師時代に覚えることとなります。

 

そのため特に最初の方は、「自主勉強」「勉強会への参加」「セミナーへの参加」と、とにかく勉強の日々になります。それにもかかわらず、覚えなくてはいけないことはどんどん積み上がり、「いくらやっても終わらない」というストレスを感じることとなります。

 

また、「そもそもどうやって勉強したらいいのか分からない」ということも、多くの新人看護師が感じることです。

 

看護学校入学のための知識は、生物や化学などを「暗記」するだけで済みました。しかし、看護の現場で使う知識は、ただ暗記しただけの知識ではいけません。自分の頭で考え、きちんと理解した内容でないと、いくら勉強しても無駄になってしまうのです。

 

対処法

 

新人看護師時代に覚えることが多いのは、仕方がありません。残念ながら、看護師として働く以上、膨大な勉強は避けて通れません。

 

そのため、「覚えることが多すぎる」という悩みをもつ場合の対処法として最も有効なのは、効率の良い勉強をするということです。

 

病棟や病院で、独自に教育プログラムを設定しているところもあります。その場合は、まずはそのプログラムにきっちり参加をすることで効率的な知識の吸収に努めていきましょう。

 

また、勉強の方法が分からない場合には、「同じ部署の先輩に聞いてみる」という方法も有効です。同じ部署の先輩がどのように勉強したかについては、積極的に聞いてみましょう。部署で成功を収めている先輩がやった方法と同じ方法で勉強すれば、自分もその部署で成功できる可能性が高いです。

 

慣れないシフト勤務

 

新人看護師が突き当たる壁の一つに、「シフト勤務」があります。特に夜勤は、大きなストレスを感じる人が多いようです。

 

夜勤は、ただその時間に働けばいいのではありません。「仮眠のとり方」「夜勤中の食事の仕方」「眠いときの対応法」「夜勤明けの過ごし方」などをすべて含めて、夜勤という勤務になるのです。

 

当然のことながら、夜勤をしたことがない人は、自分がどのように過ごせば夜勤を乗り越えられるのかわかりません。そもそも、自分の体質が夜勤に合っているのかも分かりません。

 

そのため、夜勤に慣れるまでは、「慣れない勤務」というストレスが加わることになります。

 

対処法

 

慣れないシフト勤務への対処法は、「シフト勤務に自分を慣らしていく」という方法しかありません。

 

こればかりは経験がものをいう部分もあります。ですが、「先輩に聞く」などの方法で、どうしたら早く夜勤に慣れるのか考えるきっかけとなります。

 

なかなか夜勤に慣れずに不安な人は、ぜひ周りの同期や先輩に夜勤の乗り越え方について聞いてみましょう。

 

例えば私の場合には、「夜勤前の午前中は眠る」「夜勤明けは眠らずに過ごし、その分夜早めに寝る」「勤務中眠くなったらレッ●ブルを飲む」という方法が自分に合っていました。

 

このように夜勤の乗り越え方をいろいろな人に聞き、それを実践してみることで、自分に合った方法を見つけるきっかけとなります。

 

ですが、中にはどうしても夜勤が体に合わない人がいます。「頭痛がひどくなる」「どうしても起きていられない」などです。その場合には、師長などの管理職に相談してみましょう。夜勤のシフトを変更してもらうなどの対応が必要になることもあります。

 

自分なりの「ストレス解消法」を身につけることが大切

 

ここまで、ストレスの原因別対処法についてお話してきました。それぞれの原因に対処法があるため、これらを実践するだけでもストレスは減ります。

 

そして、今回は最後に、どんな環境でもストレスを感じなくする方法について説明します。

 

それは、自分なりのストレス解消法を身につけることです。

 

「なんだそんなことか」「そんなこととっくに知っている」と思う人がいるかもしれません。しかし、自分のストレス解消法を知ることは、学生時代とは比べられないくらいに重要性が高いものなのです。

 

常によい状態で働くためには、心身共にベストコンディションでいなければいけません。そのためには、たまった心身の疲労をしっかりと回復させるすべを知らなくてはいけないのです。自分がどうしたらベストな状態に持って行けるのか知っている人こそが、本当のプロフェッショナルであると言えます。

 

例えば私の場合は、休日に旅行に行くことでリフレッシュを図っていました。どんなに忙しくても旅行に行けばストレスがなくなるので、自分が元気に働くためには欠かせないものでした。

 

私の友人でコンサル会社に勤務している人は、漫画を読むことでリフレッシュを図っています。日頃頭を使う職業だけに、頭の中を空にしてぼーっとすることで、またリフレッシュして働けるそうです。

 

このように、ストレス解消法は人それぞれ違います。

 

ベストなストレス解消法を知っていることは、今後働いていく上での大きな武器になります。すぐに見つけることは難しいかもしれません。ですが、いろいろな方法を試しながら、自分に合う方法を必ずみつけていくようにしましょう。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



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