看護師1年目で「妊娠」や「出産」したときどうしたらいいのか

看護師1年目で「妊娠」や「出産」したときどうしたらいいのか

 

看護師1年目は、看護師生活の中で最も大変な時期の一つです。なぜなら、「初めての社会人生活」「初めての職場」「初めての看護師勤務」と、初めてづくしで覚えることがたくさんあるからです。

 

妊娠や出産は、喜ばしいことです。しかし、忙しい看護師1年目に妊娠が発覚すると、「どうしよう」と慌てる人が多いです。

 

今回は、新人看護師が妊娠したときにどうすべきかについてお話していきます。

 

妊娠発覚した新人看護師が不安に駆られる理由

 

私の友人で、新人看護師時代に妊娠が発覚した人がいました。妊娠が発覚したとき、彼女は「嬉しい」と思ったのと同時に「どうしよう」と焦ったと話していました。

 

このような気持ちになるのは彼女だけではありません。新人看護師時代に妊娠した人の多くが「どうしよう」という不安に駆られます。

 

まずは、なぜ新人看護師が妊娠すると不安になるのかみていきましょう。

 

看護師1年目は、看護師としての基礎になる時期だから

 

看護師1年目には、覚えることがたくさんあります。

 

例えば、基礎的な看護技術です。

 

「採血」「注射」などの手技は、学校で習います。しかし、模型を使った採血と実際の患者さんにする採血では、難易度が全然異なります。新人看護師は、先輩についてもらいながら看護技術を習得する時期なのです。

 

このような時期に妊娠すると、「学ぶべき時に学べない」という状況が生まれます。そのため、「今学べなかったらもう学ぶ機会はないのではないか……」と不安になるのです。

 

新人看護師は「半人前」の状態だから

 

また、新人看護師は一人で自立して業務をこなせないという点も、不安になる要因の一つです。

 

新人看護師が働くとき、先輩看護師のフォローを受けます。基本的な看護技術をするときはもちろんのこと、知識面や社会人としての在り方までフォローされながら働きます。そのため、新人看護師というのは、いわば半人前の状態なのです。

 

妊娠したのがある程度のキャリアを積んだ後であれば、不安は少ないです。なぜなら、自分は看護師として一人前であるという自信があるため、妊娠・出産によってキャリアを中断しても復帰できると感じるからです。

 

しかし、半人前の状態である新人看護師が妊娠すると、「自分は半人前なのに、キャリアを中断してしまったらもう復帰できないのではないか」という不安を感じるのです。

 

職場に対する肩身の狭さ

 

先述したように、新人看護師が働くときには先輩からのフォローが欠かせません。

 

そのため妊娠した新人看護師は、「ただでさえいつもフォローされているのに、妊娠したらさらに助けてもらうことになって申し訳ない」と、肩身の狭い思いをすることがあります。

 

このように、新人看護師はそのほかの人に比べて、妊娠時の不安が大きくなる傾向にあるのです。

 

新人看護師で「妊娠」「出産」する人はいるのか

 

では実際に、新人看護師時代に妊娠・出産する人はいるのでしょうか?

 

結論から言うと、新人看護師で妊娠・出産する人は意外とたくさんいます。私が知っているだけでも5人は新人看護師時代に妊娠・出産していました。

 

彼女たちに聞いてみると、「最初は『こんなに大事な時期にどうしよう』と思った」と言っています。皆、最初は不安を感じるようです。

 

しかし、新人看護師時代に妊娠した人たちは皆、妊娠・出産経験を元にして、今も看護師として生き生きと働いています。

 

もし新人看護師が妊娠しても、看護師としてのキャリアをあきらめることなく働き続けることは可能なのです。

 

無事に妊娠・出産するために:不安の解消法

 

それでは、新人看護師で妊娠した人が不安なく出産を迎えるためにはどうしたらよいのか、具体的にみていきましょう。

 

職場の理解を得る

 

妊娠した人が真っ先にやるべきことは、職場への理解を求めることです。

 

妊娠中は何が起きるか分かりません。つわりがひどくて起き上がれなくなったり、急に入院になったりということもあり得るのです。

 

また、病院は「抗がん剤」や「放射線」を扱います。これは、扱い方を誤ると胎児に影響を及ぼします。

 

そのため、自分自身とお腹の赤ちゃんを守るためにも、職場の理解は欠かせないのです。

 

いきなりすべての同僚に妊娠を公開する必要はありません。ですが、最低限師長・副師長などの管理職だけにでも知っておいてもらう必要があります。管理職に話すのは勇気がいるかもしれませんが、お腹の赤ちゃんを守るために勇気を持って報告しましょう。

 

ほとんどの職場では、理解してもらえます。しかし、一部の雰囲気が悪い職場では「嫌みを言われる」「理解を示してもらえない」などの反応をされることがあります。

 

この場合、あなたはとても辛い思いをするでしょう。ですが、あなたが一番守るべきはお腹の赤ちゃんであるということは忘れないでください。

 

あなた自身と赤ちゃんを守ってくれないような職場は、こちらから見放すのも一つの方法です。看護師は、環境が整えばいつでも復職できる資格です。そのため、思い切って退職しても問題ないのです。

 

中断したキャリアの再構築法

 

新人看護師は特に、「今妊娠したらキャリアを中断してしまう」という不安が大きくなりがちです。

 

しかし、実はこれは全く心配いりません。

 

今所属している職場が働きやすく、自分の興味のある領域であったならば、あなたは出産後戻ってきたいと思うでしょう。その場合、戻ってきてからまたキャリアを構築していけばよいのです。

 

実際に私の後輩でも、新人看護師時代に妊娠・出産し、その後同じ職場に戻ってきた人がいました。

 

彼女は、新人看護師時代にキャリアを中断することをとても恐れていました。しかし、「今は赤ちゃんを優先にしよう」と考え方を変えることで、思い切ってキャリアを中断させました。そして、産休後戻ってきてからは、またそこから勉強しキャリアを積み上げていました。

 

もちろん、同じ年に入職した同期と比べると、できることは少ないです。しかし、彼女は彼女のペースで確実に成長し、今では患者さんの気持ちに寄り添った看護ができる素晴らしい看護師になっています。

 

もし出産後に転職を考えていたとしても、心配いりません。なぜなら、新人であろうと無かろうと、新しい領域に身を置くことは新しいキャリアのはじまりだからです。

 

例えば、出産後にクリニック勤務をすることになったとします。勤務するクリニックが、今まで自分が勤務していた領域と全く同じであれば多少はよいでしょう。しかし、基本的には、転職すると今まで自分が培ってきた知識や技術は通用しないと思った方が良いです。

 

職場が変われば、新人でも経験者でも、一からすべて覚え直しになるのです。

 

つまり、新しいキャリアを構築していく場合には、新人でも経験者でも条件は一緒なのです。

 

無理をしない妊婦生活の送り方

 

妊娠中の新人看護師がやりがちなことがあります。それは、「無理して働いてしまう」ということです。

 

新人看護師は、「自分はフォローしてもらっている立場なのに、妊娠することで周囲の負担を増やして申し訳ない」という気持ちになることがあります。そのため、具合が悪くても、無理して働き続けることがあるのです。

 

しかしこれは、絶対にやってはいけないことです。なぜなら、自分だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響を与えてしまうからです。

 

特に職場の理解が得がたい場合には、肩身の狭い思いをするかもしれません。しかし、一番大事なのは赤ちゃんであるということは覚えておきましょう。赤ちゃんを守るために、自分が体調悪いときには無理せず休む勇気を持つことが大切なのです。

 

もしも上司に直接言いにくいのであれば、担当医に診断書を書いてもらうのも一つの方法です。

 

妊娠・出産の経験を看護に生かす

 

これまで、新人看護師が妊娠・出産することの大変さにスポットを当ててお話してきました。

 

しかし、妊娠・出産は大変なことばかりではありません。子どもを持つということは、新しい価値観との出会いでもあるのです。

 

実際に私も子どもを出産してから、今まで気がつかなかったことにたくさん気づくことができました。それは看護だけでなく、人生においても大きな影響を与えています。

 

妊娠が発覚した新人看護師のあなたは、どうか自分に自信を持ってください。

 

看護師のキャリアは、あとからどうにでもなります。妊娠・出産によって得られる多くのことを生かし、看護師として、一人の女性として成長していけばよいのです。

 


「このままの働き方でいいのかな?」と思ったことはありませんか?


少しでもそのように思ったことがあるあなたは、自分のキャリアや働き方について見直すチャンスかもしれません。


そうはいっても、自分一人の力で転職活動をすることは困難です。日々の生活に忙しくてゆっくり職場探しをする時間はない上に、自分一人では探せる病院数も限られてしまうからです。


そこで最近では、転職活動の際に転職サイトを活用する看護師が増えてきています。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所などの少ない求人の中から探さなくてはいけませんが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。自分に合った転職サイトを見つけるためには、「対応エリア」「扱っている仕事内容」に注意して探さなくてはいけません。


失敗しない転職をするためには、まずそれぞれの転職サイトの特長や違いを知りましょう。



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