要注意! 看護師がかかりやすい病気とは

要注意! 看護師がかかりやすい病気とは

 

看護師は、「汚い」「キツい」「危険」の3Kと言われるほど、大変な仕事です。看護師はやりがいのある素晴らしい仕事ですが、心身共にハードな仕事であることは間違いありません。

 

看護師が元気に働き続けるためには、何よりも健康でいることが大切です。そこで今回は、看護師がかかりやすい代表的な病気やその予防法について解説していきます。

 

日頃人々の健康を守るために力を尽くしている看護師の皆様、自分の心身も同じように大切になさってくださいね。

 

腰痛

 

看護師として働く人が多く抱えている持病に、「腰痛」があります。

 

「たかが腰痛」と考えてはいけません。腰痛は、看護師としての今後の働き方を左右するほど重要な問題なのです。

 

例えば、私の先輩の例でみてみましょう。

 

総合病院の救急外来で働く私の先輩は、常に冷静で適切な判断のできる優秀な看護師でした。彼女自身仕事にやりがいをもっており、「救急ナースの道を究めていきたい」と話していました。

 

しかし、彼女には無理ができない体の事情がありました。それが、「もともと腰痛を繰り返していた」という点です。

 

看護師の仕事は、「立ち仕事が多い」「患者さんの移動など、腰に負担がかかる業務が多い」という特徴があります。これらの理由により、看護師は腰痛が悪化しやすい環境にいるのです。

 

救急外来で生き生きと働いていた私の先輩も、ついにヘルニアを発症してしまいました。そして思うように動けなくなり、通院生活を余儀なくされてしまいました。

 

悩んだ結果、彼女は大好きだった救急外来を離れることになりました。

 

このように、いくら能力とモチベーションがあったとしても、自分のキャリアをあきらめなくてはいけなくなってしまうことがあるのです。そうならないためには、日々の体の使い方が重要になります。

 

腰痛の予防法

 

看護師が腰痛の発症を予防するためには、ボディメカニクスに沿った動作をすることが重要です。

 

ボディメカニクスとは、簡単に言うと「なるべく負担を掛けない体の使い方」のことです。ボディメカニクスを実践することにより、腰痛を予防することができます。実際に私も腰痛に悩まされていましたが、ボディメカニクスを使った体の動かし方をすることで腰痛が再発することなく働き続けることができました。

 

ボディメカニクスは、以下のような原則があります。今から即取り入れることができるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。

 

・ 足を大きく広げる

 

足を左右前後に大きく広げることで、姿勢が安定します。患者さんの移動・移乗時など大きな力が必要なときは、足を大きく広げることを意識しましょう。

 

・ 重心を低くする

 

膝を曲げて腰を落とすと、姿勢が安定します。患者さんをベッドからストレッチャーに移動させるときなどは、なるべく腰を落としましょう。

 

・ 患者さんにはなるべく近づく

 

例えば患者さんを椅子から立たせるときなどは、自分の重心と患者さんの重心を近づける方が楽に立たせられます。

 

・ 持ち上げずに水平に滑らせる

 

座位の患者さんの体の向きを変えるときは、患者さんの腰を持ち上げてはいけません。患者さんは持ち上げず、滑らせるようにして体の向きを変えます。

 

・ 小さくなってもらう

 

例えば患者さんを抱きかかえるときは、四肢を腕の前に組んでもらって足は折ってもらい、なるべく小さくなってもらいます。そうすることで、少ない力で持ち上げることができます。

 

・ 「てこの原理」を使う

 

例えば、目の前に大きな岩があったとします。このとき自力で持ち上げようとすると、かなり重いです。ですが、長い棒を岩の下に入れてさらに棒の下に小さな台を置き、ひょいっと力を加えると、楽に岩を持ち上げることができます。これが、てこの原理の考え方です。

 

看護の現場にてこの原理を使うシチュエーションとしては、臥位の患者さんを座位にするときなどがあります。

 

患者さんの背中をもってよいしょと持ち上げるより、患者さんのおしりを支点としてぐるりと回転させるようにして起こした方が、はるかに楽に体を起こすことができます。

 

これらがボディメカニクスの原則です。さっそく活用し、腰痛を防いでいきましょう。

 

自律神経失調症

 

「自律神経」とは、「交感神経」と「副交感神経」からなる、体の調子を整えるための神経です。「緊張するとどきどきする」「リラックスしているときは呼吸がゆっくりになる」などは、すべて自律神経の働きにより行なわれているのです。

 

自律神経が正常に働いているときは、問題ありません。ですが自律神経の調子が悪くなってしまうと、体のあちこちに影響が出てきてしまうのです。

 

自律神経の調子が悪くなると、「不眠」「頭痛」「動悸」「下痢」などの体の症状や、「不安」「イライラ」「抑うつ」などの心の症状が出現します。器質的な要因が除外されているにも関わらずこのような症状が治まらないとき、自律神経失調症と診断されることがあります。

 

日常生活に不便が生じる自律神経失調症ですが、その発症原因には「不規則な生活」「夜勤」「精神的ストレス」などが関わっているとされています。これらの要因は、残念ながら看護師の仕事に当てはまるものばかりです。

 

つまり看護師は、自律神経失調症になるリスクが高い職業であると言えます。

 

もちろん、看護師として働く人が皆自律神経失調症になるわけではありません。同じように夜勤をやっていても、元気に働くことができる人もいます。

 

自律神経失調症を発症するかどうかは、その人の体質や性格にも関係があります。元々自律神経失調症を発症しやすい人に「夜勤」「過労」などのストレスが加わったとき、自律神経失調症になってしまうことがあるのです。

 

うつ病

 

うつ病は、今や15人に1人が一生のうちに一度かかると言われています。

 

それほどメジャーな病気であるにも関わらず、うつ病に関してはまだまだ誤解が多いです。うつ病は「心が弱いからだ」「弱い人間だからなるんだ」と考えられてしまうことがあるのです。

 

実際には、そのようなことはありません。うつ病は脳の機能に障害が起きて発症することが分かっています。うつ病は、気の持ちようなどではなく、れっきとした「病気」なのです。

 

うつ病になると、「感情面」「思考面」「身体面」に様々な症状がでてきます。

 

感情面では、「抑うつ」と呼ばれる憂鬱な気持ちが長く続きます。そのほか、「焦り」「不安」「イライラ」などの症状も出現します。

 

思考面の症状としては、「思考力、集中力の低下」「被害妄想」などがあります。頭がうまく働かなくなり、ミスが増えます。根拠もなく「私は嫌われている」などの被害的な考えをもったり、極端なマイナス思考に陥ってしまうこともあります。

 

身体面では、「不眠」「食欲不振」「立ちくらみ」「下痢」などの多様な症状が出現します。

 

このように、仕事のみならず日常生活においても大きな影響を及ぼすうつ病ですが、その最も大きい原因は「ストレス」であると言われています。ストレスがきっかけとなり、脳内血流が減少するとともに神経伝達物質も減少してしまい、うつ病が発症する場合があるのです。

 

看護師は、大きなストレスがかかる仕事です。仕事中は常に、「人の命を預かっている」という緊張感を求められます。「患者さん」「看護師同士」「医師・コメディカル」など関わる人の数も多いため、人間関係でもストレスを生じやすいです。

 

また、夜勤があることもうつ病の発症に関わってきます。

 

夜の睡眠には、「疲労回復」「ストレス解消」などの効果があります。本来寝ているはずの夜に起きて働くということは、それだけで人間の生体リズムにとって大きな負担となる上に、「寝ても寝ても疲労が回復しない」ということが起こりえます。それにより、うつ病を発生してしまうリスクが高まるのです。

 

異常を感じたら、すぐに専門機関へ受診を

 

ここまで、看護師によくある代表的な3つの疾患「腰痛」「自律神経失調症」「うつ病」についてみてきました。

 

看護師は心身共にハードな職業であるため、気をつけていたとしてもこれらの疾患を発症してしまうことがあります。そこで大切なのは、異常を感じたらすぐに専門機関へ受診するということです。

 

看護師として働いている人は、意外と自分の健康管理に関して甘くなりがちです。ですが、「忙しいから」「医療従事者が病院にかかるなんて」などとは考えず、おかしいなと思ったら早めに受診をしましょう。

 

どのような病気でも、早期発見で早期治療が行なわれれば、仕事や日常生活への影響は最低限度で済みます。受診を先延ばしにすると、思いがけない長期療養を余儀なくされてしまうこともあるかもしれません。

 

働く上で健康は資本です。忙しい看護師の皆さんこそ、自分自身の体を大切にしていきましょう。

 


「このままの働き方でいいのかな?」と思ったことはありませんか?


少しでもそのように思ったことがあるあなたは、自分のキャリアや働き方について見直すチャンスかもしれません。


そうはいっても、自分一人の力で転職活動をすることは困難です。日々の生活に忙しくてゆっくり職場探しをする時間はない上に、自分一人では探せる病院数も限られてしまうからです。


そこで最近では、転職活動の際に転職サイトを活用する看護師が増えてきています。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所などの少ない求人の中から探さなくてはいけませんが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。自分に合った転職サイトを見つけるためには、「対応エリア」「扱っている仕事内容」に注意して探さなくてはいけません。


失敗しない転職をするためには、まずそれぞれの転職サイトの特長や違いを知りましょう。



注目の人気記事


・キャリアプランの考え方

「病院」や「診療所」はもちろんのこと、看護師には「学校」「企業」「保育園」「製薬会社」「コールセンター」「看護学校」など、数えればきりがないくらいに活躍できる場所があります。どのキャリアが最適なのか、まずは考え直す必要があります。
キャリアプランの考え方


・転職サイトを有効活用する方法

転職を考えるとき、多くの看護師が活用する転職サイトですが、具体的にどうようにすれば自分に合う求人を引き出すことができるのでしょうか。そのために不可欠となる秘訣を授けます。
転職サイトを有効活用する方法


・おススメ転職サイトの特徴と違い

看護師が転職を成功させる秘訣は、「転職サイトごとの特徴」を理解することにあります。こうした違いを認識することで、ようやく自分にピッタリの求人を手にしてキャリアプランを見直すことができるようになります。
おススメ転職サイトの特徴と違い


新たな看護師への道


・美容クリニックへの転職方法

要注意! 看護師がかかりやすい病気とは

「夜勤なし」「高収入」「緊急性の高い患者さんが少ない」という3拍子が揃った求人として美容クリニックがあります。看護師にとって美容クリニックは特殊領域であり、ほとんどの看護師が未経験者としてこうした業界に入ります。
美容クリニックへの転職方法


・派遣看護師として働く方法

要注意! 看護師がかかりやすい病気とは

新しい働き方として、「派遣看護師」という方法もあります。派遣であると自由なときに働くことができるため、例えば「半年だけ看護師として頑張った後、残りは海外を旅する」ことも可能です。
派遣看護師として働く方法


・看護師単発バイトの探し方

要注意! 看護師がかかりやすい病気とは

「今月もう少しお金が欲しい」「自分の好きな日にだけ働きたい」という場合におすすめなのが、看護師の単発バイトです。健診、ツアーナース、単発夜勤など様々な種類があります。
看護師単発バイトの探し方


要注意! 看護師がかかりやすい病気とは 関連ページ

看護師職場の人間関係トラブル:「いじめ」の原因と対処法
看護師で「いじめられやすい人」と「いじめられにくい人」の違い
看護師職場のいじめの解決法:「無視」「陰口」「聞こえるような悪口」
女の世界はいじめが多いって本当? 看護師社会におけるいじめの実情
看護師1年目で「妊娠」や「出産」したときどうしたらいいのか
新人看護師が抱えるストレスの原因と対処法
新人看護師が楽しく働き続けるための休日の過ごし方
新人看護師がミスや失敗をしたときに立ち直る方法
「新人看護師いじめ」への対処法
新人看護師が「もう辞めたい」と思うとき:1年目看護師の退職事情
新人看護師が知っておきたい「部署異動」と「転職」の違い
新人看護師が「部署異動」「転職」するときのメリット・デメリット
新人看護師の辞め方:円満退職するために
2年目看護師が退職を考えたときに知っておきたいこと
「とりあえず3年」が過ぎたら 3年目看護師が退職を考えるタイミングは?
看護師1、2、3年目で結婚してもいいの? 看護師の結婚事情とは
嫌いな先輩看護師とうまく付き合っていく方法
看護師必見! 怖い先輩看護師への対応法
看護師職場におけるパワーハラスメント(パワハラ)の実情と対策
「いい看護師」はどんな人のことを言うのか 「悪い看護師」はいるの?
看護師をしていると性格がキツくなるって本当?
「看護師に向いている人」と「向いていない人」の違い
クリニック看護師の人間関係にはどのような特徴があるか
看護師必見! 医師との上手な関係の築き方
看護師と患者の関係:苦手な患者さんとの関わり方
あなたの苦手な看護師長との関わり方
中途採用の看護師によくある悩みと対処法
「人間関係が苦手」な看護師にお勧めの働き方
看護師が知りたい「人間関係がいい病院」「悪い病院」の見分け方
看護師が「もう辞めたい」と思う5つのタイミング
「なかなか辞めさせてもらえない」と悩む看護師が取るべき行動
看護師を辞めて「全然違う他の仕事」に転職することはできるのか
看護師が「退職」「部署異動」の希望を師長に伝えるベストタイミングは?
看護師が「転職」「部署異動」した後に感じる4つのストレスと対処法
不安なく退職しよう! 看護師が退職前に考えておくべき3つのこと
ブランクのある看護師が自分に合った職場を見つける方法
看護師が「仕事に行きたくない」と思う4つの理由
看護師が知っておきたい「ブラック病院」の見分け方
「退職・転職したいけれども一歩を踏み出せない……」という看護師へ
看護師が「私、自律神経失調症かも」と思ったら
「仕事に行きたくない……」 看護師が陥る「適応障害」の症状や対処法
看護師がなりやすい「燃え尽き症候群」の症状と対処法
看護師がうつ病になりやすい3つの理由
うつ病で退職した看護師の転職方法
看護師が長く働き続けるための「メンタルヘルス」対策
看護師が「溜まりに溜まったストレス」を解消させる20の方法
「今日は休ませてください……」 看護師の病欠について
看護師あるある! 看護師によくある「10のお悩み」解消法

サイトマップ
HOME キャリアの考え方 紹介会社の活用法 お勧め転職サイト