看護師が知っておきたい「ブラック病院」の見分け方

看護師が知っておきたい「ブラック病院」の見分け方

 

日本には、数え切れないほどたくさんの病院、クリニックがあります。

 

その中には、優良な病院もたくさんあります。患者さんと家族のことを第一に考えた医療を提供すると同時に、働くスタッフの待遇もきちんと守るような病院は、看護師もやりがいを持ちながら生き生きと働くことができます。

 

それとは逆に、働いていると看護師の疲労が蓄積し、ぼろぼろになってしまうような「ブラック病院」があることも事実です。

 

看護師として長く働くためには、ブラック病院で消耗するのではなく、働きやすい職場で生き生きと働くことが重要です。

 

今回は、看護師として働く上で知っておきたい「ブラック病院」の見分け方についてお伝えしていきます。これを参考に、「今自分が働いている職場は大丈夫だろうか」と振り返ってみてください。

 

ブラック病院の見分け方

 

それでは、ブラック病院の見分け方について順番に説明していきます。

 

残業が多すぎる

 

毎月の残業が多すぎる病院は、看護師にとって非常に働きにくいです。

 

看護師は精神的にも肉体的にもハードな仕事です。そのため、元気に働くためにはしっかりと休養を取ることが欠かせません。

 

少しの残業であれば、許容できることもあるかもしれません。ですが、残業が日常的に多すぎると、知らず知らずのうちに心身の健康が蝕まれてしまう可能性があります。

 

あなたの働く職場では、以下のようなことはないですか?

 

・休日、夜勤明けの勉強会やミーティングは強制参加

 

・過労死ラインを超える月80時間以上の残業がある

 

・残業しているにもかかわらず、残業代を出してもらえない

 

・自分の仕事が終わっているにもかかわらず居残り続けなくてはいけない「付き合い残業」がある

 

もしも思い当たる節があれば、あなたが今働いている職場は残業が多すぎるのかもしれません。

 

看護師の職場の中には、残業がないところもたくさんあります。定時に上がることができ、常に「みんなで早く帰ろう」という雰囲気をもっている職場もたくさんあるのです。

 

休みがない

 

病院やクリニックの中には、「公休」と呼ばれる「国で定められている休み」をきちんと取得できるところもたくさんあります。公休を確実に取得できることはもちろん、有給も自分の好きなタイミングで消化できるところもあるのです。

 

ですが、残念なことに有給はおろか公休すら消化できていない病院が存在していることも事実です。

 

看護師は心身共にハードな仕事です。そのため、「今月も休日数が少なかった」ということが続くと、疲労がどんどん蓄積していきます。溜まりに溜まった疲労は、健康被害を引き起こすきっかけとなってしまいます。

 

また、3交代制の病院に勤務する人は、休日が確保されていても「休んだ感じがしない」と思うこともあります。

 

3交代制では、勤務形態は「日勤」「準夜勤」「深夜勤」の3つに大別されます。

 

例えば深夜勤の場合、夜中の0時からの勤務となることが多いです。すると、仮に前日が休みだったとしても、その日の0時から働き始めなくてはいけないため、休日であるにもかかわらず「仕事の準備」「仮眠」などをしなくてはいけなくなります。

 

そうすると、せっかくの休日なのに自由な余暇の時間を満喫できなくなってしまうのです。

 

「シフトを調整するために、急にオフになることが多い」という病院も注意が必要です。

 

もちろん、その日の患者数と看護師の人数バランスによっては、少しでも看護師を休ませるために急遽オフにすることもあります。これは必要なことである上、どのような病院でもあります。ですが、それが毎回のように続いてしまうと、「休日なのに予定を立てられない」「出勤途中に休みになっても、困ってしまう」などの事態を引き起こしかねません。

 

このような特徴のある病院に勤めている人は、注意が必要です。

 

「離職率」は鵜呑みにしない

 

看護師が働きやすい病院かどうかを知るための指標に、「離職率」というものがあります。離職率とは、簡単に言うと「ある期間のうちに辞めた人数」のことです。

 

大きい病院であれば、就職希望者向けの説明会などで離職率について説明するところも多いでしょう。

 

ですが、この離職率という数字には注意が必要です。なぜなら、「どのくらいの期間」「何人を対象に」して離職率を出すかどうかは、それぞれの病院によってまちまちだからです。

 

例えば、以下の2つの病院を比較してみましょう。

 

・A病院の場合

 

全看護師100名を対象。期間は1年間。辞めた人は10名、残った人は90名。

 

この場合、離職率は約11% となります。

 

・B病院の場合

 

全看護師100名中、新人看護師を除く90名を対象。期間は、1月〜3月の3か月。辞めた人は0名。

 

この場合、離職率は0%です。

 

しかし、実はB病院では新人看護師は10名中8名が退職していました。

 

単純に離職率だけを比較すると、「離職率0%」というB病院は素晴らしいように思えます。

 

ですがよく見てみると、そもそも比較している人数や期間が全く異なることに気がつくと思います。「全員対象」「1年間」とした場合には、B病院の方が離職率が高くなる可能性があるのです。

 

病院が出してきている「離職率」のデータは、鵜呑みにしないようにしましょう。「どういう条件で出されたデータなのかな」というのを冷静に見極める必要があります。

 

このように、ブラック病院かどうか見抜くためのポイントはいくつかあります。ですが、実際には「知り合いがいないから、生の情報が手に入らない」「そもそも忙しくて調べている暇がない」ということもあります。忙しい看護師の中には、このような悩みを持つ人が多いのではないでしょうか。

 

そんなとき活用したい方法の一つに、「キャリアコンサルタントに相談する」ということがあります。

 

看護師専門のキャリアコンサルタントは、人材紹介会社に在籍しています。キャリアコンサルタントは看護師転職サポートのプロであり、たくさんの情報を持っています。

 

私自身、転職サイトのキャリアコンサルタントに自分のキャリアについて相談したことがあります。

 

すると、「あなたの今勤めている病院は○○という特徴がある」「○○という経営方針を打ち出してはいるが、すぐ変わるのは難しいだろう」など、働いている私よりも遙かに詳しい情報をたくさん持っていて非常に驚きました。

 

キャリアコンサルタントは独自の情報を持っています。そのため、「転職先は優良な病院かどうか知りたい」と考える人にとって、キャリアコンサルタントからの情報は大きな助けになります。

 

「今自分が働く病院は客観的に見てどうなのか」「次の勤め先が優良な病院になるかブラック病院になるか」などは、すべて情報収集に掛っています。

 

時には人の手を借りながら情報収集に努め、悔いのない働き方ができるようになりましょう。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



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