看護師がなりやすい「燃え尽き症候群」の症状と対処法

看護師がなりやすい「燃え尽き症候群」の症状と対処法

 

「ずっと仕事を頑張ってきたけど、最近頑張ろうという気力がなくなってきた」という人はいませんか?

 

このような症状が出てきたら、もしかしたらあなたは燃え尽き症候群になっているのかもしれません。

 

燃え尽き症候群は、「責任感が強くて頑張りすぎてしまう人」ほどなりやすいという特徴があります。看護師として日々患者さんに全力で接しているあなたは、知らず知らずのうちに疲れをため込み、燃え尽き症候群になっているのかもしれないのです。

 

そこで今回は、燃え尽き症候群の症状や、看護師が燃え尽き症候群になってしまったときの対処法について説明していきます。

 

燃え尽き症候群とは何か

 

燃え尽き症候群は、「バーン・アウト症候群」とも呼ばれる病気です。

 

燃え尽き症候群になると、今まで仕事に必死に打ち込んでいたのが嘘のように、無気力状態になってしまいます。その変化は、まるで「充電切れ」を起こしたようです。

 

燃え尽き症候群は、アメリカの精神分析学者H・フロイデンバーガーという人によって、以下のように定義づけられています。

 

「燃え尽き」とは、自分が最善と信じて打ち込んできた仕事、生き方、対人関係の持ち方が、まったく期待外れに終わったことによってもたらされる疲弊の状態のことである

 

つまり、自分が「これがベストに違いない」「必ず良い結果が待っている」と信じて頑張ってきたことが期待外れの結果に終わったとき、もしくは高い目標を達成し終えたときなどに、がっくりと無気力に陥ってしまうことなのです。

 

燃え尽き症候群の症状

 

燃え尽き症候群になると、心と体の両面に症状が現れます。まずは、心の症状からみていきましょう。

 

心の症状

 

心身の極度の疲労、消耗感、感情の枯渇、自己嫌悪、無気力感、周囲の人への怒り・不信感・思いやりの欠如

 

この中でも特に、極度の疲労感や消耗感を感じるという点が、燃え尽き症候群の典型的な症状であると言われています。また、周囲の人への思いやりがなくなり無関心になったり、攻撃的になる場合があるというのも、燃え尽き症候群の特徴です。

 

それでは次に、体の症状についてみていきましょう。

 

体の症状

 

不眠、頭痛、下痢、便秘、食欲低下、肩こり

 

体は、ストレスに反応して様々な症状が現れます。体の症状が出るタイミングは、心の症状とほぼ同時のこともありますが、心の症状が出てから徐々に体の症状が現れることもあります。

 

燃え尽き症候群の原因

 

それでは次に燃え尽き症候群になってしまう原因についてみていきましょう。

 

燃え尽き症候群になりやすい「性格」がある

 

燃え尽き症候群には、「なりやすい性格」というのがあります。それは、完璧主義の性格の人です。

 

完璧主義の人は、仕事を徹底的に完璧に仕上げようとします。その結果、小さなつまづきがきっかけで燃え尽きてしまうこともあるのです。

 

また、自分に厳しすぎる人も注意が必要です。

 

自分に厳しく自分を追い込みすぎてしまったり、人と自分を比べすぎたりすることで、積もり積もったストレスが燃え尽き症候群という形で充電切れを起こすことがあるのです。

 

燃え尽き症候群になりやすい「環境因子」

 

燃え尽き症候群は、上述したような「完璧主義」「自分に厳しすぎる」人がなりやすいですが、もちろんそれ以外の性格の人も発症することがあります。そして、いずれの場合でも、様々な環境因子が重なることで燃え尽き症候群は発症するのです。

 

燃え尽き症候群になりやすい環境因子としては、例えば「新人時代」が挙げられます。

 

就職したての新人看護師が、それまで必死に仕事をしてきたけれども、あるときプツッと無気力に陥ってしまうことがあります。このような場合は、もしかしたら燃え尽き症候群になっているのかもしれません。

 

また、これとは逆に、これまでバリバリとキャリアを積んできた中堅看護師が、「もう頑張れない」と無気力になってしまうこともあります。これまで仕事中心に頑張ってきた中堅だからこそ、「頑張りすぎて自分を追い込んでしまった」「頑張ったにもかかわらず全く評価されない」などのきっかけで燃え尽き症候群になってしまうこともあるため、注意が必要です。

 

看護師が燃え尽き症候群になってしまったら

 

燃え尽き症候群は、今まで頑張りすぎたがために、充電切れになってしまった状態のことす。そのため、燃え尽き症候群になってしまったらまずはしっかりと休養とをとり、心と体を充電することが必要です。

 

燃え尽き症候群により無気力なってしまった状態というは、決してサボっているのではありません。むしろ、今まで強い責任感をもって頑張りすぎてしまったからこそ、強い疲労感や無気力に襲われているのです。そのため、あなたは堂々と休まなくてはいけません。

 

そうはいっても、忙しい看護師の仕事では、なかなか休みを取るのが難しい場合もあります。そんなときには、まず心療内科へ受診しましょう。

 

心療内科では、あなたの状態を客観的に診断してもらうことができます。自分では燃え尽き症候群だと思っていても実際には違う病気であることもあるため、心と体の不調を覚えたときには専門医の診察が欠かせません。
また、自分から師長に「休みたい」というのはとても言い出しにくいです。ですが、心療内科の医師に診断書を書いてもらえば、しっかりと休みを取ることができます。

 

再発防止には、セルフケアが重要

 

燃え尽き症候群になってしまったら、しっかりと充電期間を作るのと同時に、セルフケアについて考えていくことも必要です。

 

看護師は患者さんへのケアについては丁寧にしますが、忙しさのため自分へのケアはおざなりになりがちです。ですが、これからは、「どうやったら自分がリラックスして元気になるのか」についても真剣に考えてみるようにしましょう。

 

人それぞれ、リラックスの方法は異なります。「ヨガ」「ネイルサロンへ行く」「マッサージ」「ランニング」「ゆったりと入浴する」「アロマ」など、元気になる方法はたくさんあります。

 

自分にとってリラックスできるいくつかの方法を組み合わせて、今日から生活の中に取り入れてみましょう。

 

例えば私であれば、寝る前にアロマを焚くことで一日の疲れを取るようにしています。また、カフェなどで自分の時間を過ごすこともリフレッシュになります。

 

このように、自分が心地いいと感じるポイントをいくつか持っておき、自分自身を癒やしてあげるようにしましょう。そうすることで、燃え尽き症候群の予防になるだけではなく、日々の生活も充実させることができるのです。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



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