看護師が長く働き続けるための「メンタルヘルス」対策

看護師が長く働き続けるための「メンタルヘルス」対策

 

看護師は、ストレスの溜まりやすい仕事です。

 

看護師として病院やクリニックで働いていると、「医師」「同僚の看護師」「コメディカル」「患者とその家族」など、たくさんの人と関わることになります。人間関係の仕事はストレスが溜まるものです。看護師として働いたことのある人ならば、ほとんどの人が一度は対人関係に悩んだことのあるのではないでしょうか。

 

また、「残業の多さ」「夜勤などの不規則勤務」により疲労がたまることも、ストレスの原因の一つです。特に夜勤は負担が大きく、心身共に消耗してしまう人が多いです。

 

こんなにも大変な看護師の仕事を続けていくためには、自分自身でコンディションを整えていくしかありません。元気に働き続けるためには、体のコンディションを保つことはもちろん、心の健康「メンタルヘルス」を保つ方法を見つけることが必須なのです。

 

今回は、あなたが看護師として元気に働き続けるために必要な、メンタルヘルス対策のヒントをお伝えしていきます。これを読んで、プライベートも仕事も生き生きと過ごせるあなたになってください。

 

「好きなこと」をたくさんもっておこう

 

看護師として長く働くために必要なのは、「自分の好きなこと」をたくさん持っておくことです。「好きなこと」をもっておく重要性は、私自身が看護師として働く中で心から感じたことです。

 

私は新人看護師のとき、プライベートの時間はすべて勉強に費やしていました。日勤後に勉強をするのはもちろん、休みの日も積極的に勉強会に参加していました。この当時は、「看護師になったんだから、これくらいやるのは当然」と思っていました。

 

ですが、そのような生活を続けて1年目の秋にさしかかった頃、「涙が止まらない」「仕事に行きたくない」「体が重い」などの症状が出てきました。心療内科で「適応障害」の診断をされた私は、1週間職場を休むことになります。

 

心と体に症状が出てから、私はようやく、「勉強と仕事だけの毎日では長く働くことができない」ということに気がつきました。

 

そして、仕事もプライベートも充実している先輩を見てみると、みんな「自分の好きなこと」をしっかり持っていることに気がつきました。

 

例えば冷静沈着で仕事ができるA先輩は、ライブに行くのを趣味にしていました。日頃は仕事に全力投球し、連休をまとめてとることで全国のライブに行ってリフレッシュしていたのです。

 

また、同僚からも患者からも人望の厚いB先輩は、「ヨガ」「料理教室」などいくつかのお稽古をしていました。忙しい中でも仕事以外の世界を大切にしているB先輩は仕事もプライベートもとても楽しそうでした。

 

看護師だけでなく、第一線で活躍している医師達も、「バイオリン」「料理」「俳句」「テニス」などそれぞれ趣味をもっており、趣味の時間があるからこそ仕事を頑張れると言っていました。

 

そのような先輩達の姿を見るうちに、私も働き方を変えることにしました。仕事はしっかり頑張るけれども、休みの日は趣味の旅行に出かけたり、ホットヨガの教室に通うようにしました。その結果、退職するまで心も体も元気に働き続けることができたのです。

 

このように、「自分の好きなこと」を持っている人ほど、仕事もプライベートも充実させることができるのです。そのため、あなたもぜひ好きなことを見つけましょう。

 

学生時代にやっていたスポーツでもよいし、今まで興味があったけれどもできなかったことを始めても良いです。そして、「何か一つだけ」とは決めつけず、いろいろなことにアンテナを張って、自分の「好き」をたくさん見つけるようにしましょう。

 

職場と家の往復だけにならないようにしよう

 

元気に働き続けるためには、意識して外に出ることが必要です。

 

忙しい日々を送っていると、職場と家の往復だけになってしまいがちです。実際に、私にもそのような時期がありました。

 

日勤、夜勤、そして残業……と日々全力で過ごしていると、休みの日にはぐったりと倒れ込んでしまう人も多いかと思います。何かしたくても体が動かず、「夕方まで寝て洗濯物を回したらもう休みが終わっていた」ということもあるでしょう。

 

もちろん、体を休めることは重要ですし、このような休日の過ごし方も疲労を回復させる上では非常に重要です。また、「何かしたくてもぐったり倒れざるを得ないほど疲れている」という状況の人もいるかと思います。

 

ですが、このような生活を長期間続けてしまうと、次第に心の健康が損なわれてしまう可能性があります。

 

私自身、新人看護師時代の休日は「寝るだけ」になっていました。毎日必死に過ごしていたため休みの日には出かけるエネルギーがなくなり、友人とも会わずに家に引きこもって寝ていたのです。

 

しかしこのような生活を続けていると、体の疲れは取れても心の疲れは取れないということに気がつきました。

 

そこで、「夕食の買い物に出かけたときは、少し遠回りしてパン屋さんにも寄ってみる」「思い切って昼過ぎからショッピングに行ってみる」などして、意識して外にでるようにしました。

 

すると、準備をしているときは億劫でも、いざ出かけてみると出かける前よりも心理的ストレスが軽減していることに気がついたのです。

 

もちろん、外に出かけるのはエネルギーが必要なため、心身ともに疲れ果ててぼろぼろの状態の時には家で休むのが最良の場合もあります。また、「出かけなくてはいけない」と身構えてしまうと余計にストレスが溜まるため、絶対に外に出なくてはいけない訳ではありません。

 

ですが、もし体が動きそうで少しでも気が向いたときには、「いつもと違う道を歩いてみようかな」くらいの軽い気持ちで外に出るようにしてみてください。

 

もしかしたら、心理的ストレスが少しは軽減できるかもしれません。

 

「辛いこと」「大変なこと」は共有しよう

 

メンタルヘルス対策の最後の一つは、「辛いことや大変なことは共有する」ということです。

 

看護師をしていると、日常ではめったに遭遇することがないような、様々な出来事に出会います。特に医療現場は人の生死に関わる場所なだけに、辛いことや大変なこともたくさんあります。

 

辛いことや大変なことがあったときには、ぜひ抱え込まず共有するようにしましょう。

 

職場や休憩室で信頼できる人に話してもよいし、同期や親しい同僚と飲みに行って発散してもよいでしょう。とにかく一人で抱え込まないようにする必要があります。

 

私が以前働いていた職場では、頻繁にスタッフミーティングが開かれていました。ミーティングでは患者さん一人一人について共有するだけでなく、辛いことや大変なことをスタッフがため込まないように、率直な気持ちを語り合うためのミーティングもありました。これにより、私の職場では多くの人が看護師として働く上での大変さを乗り越えることができていました。

 

最初から職場全体で取り組むのは難しいかもしれません。まずは親しい同僚同士から、大変な思いを共有するようにしてみましょう。

 

異変を感じたら早めに専門医へ

 

ここまで、看護師が元気に働くための3つのメンタルヘルス対策についてみてきました。

 

自分なりのメンタルヘルス対策を見つけることができ、元気に仕事に行くようになれればよいです。ですが、「元気が出ない」「感情の浮き沈みが激しい」「眠れない」など心身に少しでも不調を感じたら、早めに専門医にみてもらうようにしましょう。

 

 

看護師は心身共にハードな仕事であるため、「うつ病」「適応障害」「燃え尽き症候群」などになってしまうリスクがあります。これらの病気は放っておくとどんどん悪化し、休職や退職が必要になる場合もあります。

 

少しでも早く状態を快復させるためには、早めの受診が一番なのです。

 

看護師として働く人は責任感の強い頑張り屋が多いため、「自分はまだまだ頑張れる」「こんなことくらいで受診はできない」と無理してしまう人が多いです。ですが、自分をだましだまし働いていると、いつか大きなしっぺ返しを食らうことになってしまいます。

 

私の友人で、とある総合病院の外科病棟に働いている人がいました。彼女は「仕事の前日眠れない」「何をやっても楽しくない」「イライラが収まらない」などの症状を抱えていましたが、「働いている以上仕方がないことだ」と考えて毎日働いていました。

 

半年後、彼女は突然ベッドから起き上がれなくなってしまいます。どうしても職場に行くことができないのです。ついた診断名は、「うつ病」でした。彼女は休職し、その後に退職しました。

 

もしも彼女が早い段階で専門医の元を訪れていたならば、「薬物療法」「認知行動療法」「カウンセリング」など彼女の症状に合わせた治療が行なわれ、ここまで長期の療養が必要なかったはずです。実際に彼女は、「今になってみるとなんであんなに頑張っていたのか分からない。もっと早く受診すれば良かった」と言っていました。

 

これを読んでいるあなたも、少しでも「私いつもと違うかも」と感じたら、思い切って次の休日には心療内科へ受診してみましょう。早めの対応が、早期回復への鍵を握っているのです。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



注目の人気記事


・キャリアプランの考え方

「病院」や「診療所」はもちろんのこと、看護師には「学校」「企業」「保育園」「製薬会社」「コールセンター」「看護学校」など、数えればきりがないくらいに活躍できる場所があります。どのキャリアが最適なのか、まずは考え直す必要があります。
キャリアプランの考え方


・転職サイトを有効活用する方法

転職を考えるとき、多くの看護師が活用する転職サイトですが、具体的にどうようにすれば自分に合う求人を引き出すことができるのでしょうか。そのために不可欠となる秘訣を授けます。
転職サイトを有効活用する方法


・おススメ転職サイトの特徴と違い

看護師が転職を成功させる秘訣は、「転職サイトごとの特徴」を理解することにあります。こうした違いを認識することで、ようやく自分にピッタリの求人を手にしてキャリアプランを見直すことができるようになります。
おススメ転職サイトの特徴と違い


新たな看護師への道


・美容クリニックへの転職方法

看護師が長く働き続けるための「メンタルヘルス」対策

「夜勤なし」「高収入」「緊急性の高い患者さんが少ない」という3拍子が揃った求人として美容クリニックがあります。看護師にとって美容クリニックは特殊領域であり、ほとんどの看護師が未経験者としてこうした業界に入ります。
美容クリニックへの転職方法


・派遣看護師として働く方法

看護師が長く働き続けるための「メンタルヘルス」対策

看護師であれば、「派遣看護師」として働く方法もあります。派遣であると自由なときに働くことができるため、例えば「半年だけ看護師として頑張った後、残りは海外を旅する」ことも可能です。
派遣看護師として働く方法


看護師が長く働き続けるための「メンタルヘルス」対策 関連ページ

看護師職場の人間関係トラブル:「いじめ」の原因と対処法
看護師で「いじめられやすい人」と「いじめられにくい人」の違い
看護師職場のいじめの解決法:「無視」「陰口」「聞こえるような悪口」
女の世界はいじめが多いって本当? 看護師社会におけるいじめの実情
看護師1年目で「妊娠」や「出産」したときどうしたらいいのか
新人看護師が抱えるストレスの原因と対処法
新人看護師が楽しく働き続けるための休日の過ごし方
新人看護師がミスや失敗をしたときに立ち直る方法
「新人看護師いじめ」への対処法
新人看護師が「もう辞めたい」と思うとき:1年目看護師の退職事情
新人看護師が知っておきたい「部署異動」と「転職」の違い
新人看護師が「部署異動」「転職」するときのメリット・デメリット
新人看護師の辞め方:円満退職するために
2年目看護師が退職を考えたときに知っておきたいこと
「とりあえず3年」が過ぎたら 3年目看護師が退職を考えるタイミングは?
看護師1、2、3年目で結婚してもいいの? 看護師の結婚事情とは
嫌いな先輩看護師とうまく付き合っていく方法
看護師必見! 怖い先輩看護師への対応法
看護師職場におけるパワーハラスメント(パワハラ)の実情と対策
「いい看護師」はどんな人のことを言うのか 「悪い看護師」はいるの?
看護師をしていると性格がキツくなるって本当?
「看護師に向いている人」と「向いていない人」の違い
クリニック看護師の人間関係にはどのような特徴があるか
看護師必見! 医師との上手な関係の築き方
看護師と患者の関係:苦手な患者さんとの関わり方
あなたの苦手な看護師長との関わり方
中途採用の看護師によくある悩みと対処法
「人間関係が苦手」な看護師にお勧めの働き方
看護師が知りたい「人間関係がいい病院」「悪い病院」の見分け方
看護師が「もう辞めたい」と思う5つのタイミング
「なかなか辞めさせてもらえない」と悩む看護師が取るべき行動
看護師を辞めて「全然違う他の仕事」に転職することはできるのか
看護師が「退職」「部署異動」の希望を師長に伝えるベストタイミングは?
看護師が「転職」「部署異動」した後に感じる4つのストレスと対処法
不安なく退職しよう! 看護師が退職前に考えておくべき3つのこと
ブランクのある看護師が自分に合った職場を見つける方法
看護師が「仕事に行きたくない」と思う4つの理由
看護師が知っておきたい「ブラック病院」の見分け方
「退職・転職したいけれども一歩を踏み出せない……」という看護師へ
要注意! 看護師がかかりやすい病気とは
看護師が「私、自律神経失調症かも」と思ったら
「仕事に行きたくない……」 看護師が陥る「適応障害」の症状や対処法
看護師がなりやすい「燃え尽き症候群」の症状と対処法
看護師がうつ病になりやすい3つの理由
うつ病で退職した看護師の転職方法
看護師が「溜まりに溜まったストレス」を解消させる20の方法
「今日は休ませてください……」 看護師の病欠について
看護師あるある! 看護師によくある「10のお悩み」解消法

サイトマップ
HOME キャリアの考え方 紹介会社の活用法 お勧め転職サイト