看護師職場の人間関係トラブル:「いじめ」の原因と対処法

看護師職場の人間関係トラブル:「いじめ」の原因と対処法

 

看護師として働く中で、職場内の人間関係が円滑にいかなくなる場合があります。

 

時には、「これはいじめではないか?」と思うようなケースもないとは限りません。

 

もしも、あなたがその渦中にいる場合には、本当に辛い思いをしていることでしょう。「仕事に行きたくない」という思いの人もいるかもしれません。

 

今回は、「なぜ人間関係が円滑にいかなくなるのか」「いじめではないかと感じたときはどうしたらよいのか」について説明していきます。

 

看護師の職場で人間関係が円滑にいかなくなる原因

 

看護師の職場で人間関係が円滑にいかなくなる原因は、一つではありません。以下に挙げるようないくつかの要因が絡み合い、時には孤立したり、いじめのような深刻な状況に発展することもあります。

 

人手不足による余裕のなさ

 

勤務する病院・診療所によりますが、医療現場は人手不足であることが多いです。その結果、一人一人の看護師にのしかかってくる負担は大きくなります。

 

例えば一般病棟の場合を考えてみましょう。重症度にもよりますが、日勤の受け持ち患者数が3、4人であれば、患者さん一人一人に目を配りながら丁寧な看護をすることができます。

 

しかし、受け持ち人数が5、6人になってくると、余裕がなくて丁寧な看護を実践することはできません。「バイタルサイン測定」「清潔ケア」「投薬」など、最低限やらなくてはいけないことだけで精一杯になってしまいます。

 

自分の業務を行なうだけで精一杯の看護師は、他のスタッフに対する気配り、心遣いができる状況ではなくなります。その結果、職場全体がいらいらとした雰囲気になり、人間関係のトラブルが発生しやすい状況が生まれるのです。

 

業務内容の複雑化に伴う多忙

 

特に総合病院の場合、年々業務が複雑化しています。その背景にあるのは、社会の変化です。

 

例えば最近では、社会全体で個人情報保護の必要性が叫ばれるようになっています。それに伴い、医療現場でも患者さんに対して「個人情報保護の同意書」を渡すことがあります。

 

これは患者さんにとってより安心できる医療を実践するためには必要なことです。しかし、同意書を渡すという業務一つ取っても、「同意書を印刷する」「患者さんに説明する」「署名をもらう」「書類を保管する」など、細々とした仕事が増えます。

 

個人情報保護の同意書に限らず、最近では扱う書類がどんどん増えています。それに伴い、看護師の負担も増していきます。

 

看護師の業務が増えると、それだけ働く看護師には余裕がなくなります。その結果、職場全体に「常にみんなが疲れている」といった雰囲気が蔓延し、同僚への思いやりや配慮を失い、人間関係のトラブルを引き起こすことがあるのです。

 

医療現場はややもすると閉鎖的になりがち。職場にはそれぞれ「カラー」がある

 

医療現場では、患者さんはどんどん入れ替わります。そのため、数多くの患者さんと出会います。

 

しかし、働いている医師・看護師は、多くの場合いつも一緒です。狭い職場でいつも同じ人たちと働くということは、それだけで閉鎖的な雰囲気を生み出します。その結果、職場には独自の「カラー」が生まれることになります。

 

例えば、「きゃぴきゃぴして元気な雰囲気」「スタッフ同士のプライベートの付き合いが濃い」というカラーの職場があったとします。

 

このような雰囲気が居心地良ければよいです。しかし、「プライベートは一人でゆっくり過ごしたい」「落ち着いた雰囲気の職場が良い」と考えている人にとって、きゃぴきゃぴした濃い人間関係の職場は居心地が悪いです。

 

最悪の場合、「○○さんはノリが悪い」と人を非難する発言に結びつく場合もあるかもしれません。

 

「全員が同じ考えでなくてはいけない」という雰囲気

 

また、医療現場はチームで動く必要があります。なぜなら、一人一人の患者さんとって最善の医療を実践していくためには、チームで共通の目標を持っている必要があるからです。

 

チームで動くためには、協調性が必要です。しかし、それが行き過ぎると、また何のための協調性か本来の目的を忘れていると、「全員が同じ考えでいることを優先する」という雰囲気が生まれてしまいます。

 

その結果、「力のある先輩の一言は絶対である」という暗黙のルールができます。そうなると、もしも「力」のある先輩が「○○さん(後輩)は仕事ができない」と一言発すれば、(あるいは、そのように周囲に受け取られる発言をしてしまったら)、それが病棟全員の評価であるかのような雰囲気をつくってしまう場合があるのです。

 

それにより、「力」のある先輩の圧力にさらされたスタッフは、極めて辛い立場に追い込まれることになります。

 

看護師職場における人間関係トラブルの対処法

 

ここまでみてきて、看護師職場で人間関係の深刻なトラブルを引き起こす原因は、職場の雰囲気次第ということが分かったと思います。

 

特に、いじめを受けた人は、「私が悪かったのかもしれない」「自分は人間関係が苦手だ」と自分を責める傾向にあります。しかし上述したように、看護師職場のいじめに関しては、個人のせいではありません。病棟の雰囲気によるところが大きいのです。

 

私の知人の事例ですが、前の病棟ではいじめをうけており「仕事が出来ない看護師」という評価をされていました。しかし、転職して職場を変えたとたん「仕事が丁寧な看護師」という評価に変わって驚いたと言っていました。

 

つまり、あなたが今の看護師職場でいじめを受けていたとしても、できるだけ冷静に自分を見つけることを心掛け、自分を責める必要はないのです。むしろ、「いじめを引き起こす雰囲気のある今の職場で働き続けたいか」ということを自分に問うてみてください。

 

いじめがある職場では、いじめは永遠になくなることはありません。「人手不足の解消」「業務の改善」「大幅な人事異動」など職場の勤務条件の根本的な改革や、上司のよきリーダーシップによる「意識改革」がない限り、いじめはターゲットを変えて繰り返される可能性があります。

 

もちろん、「そこの職場でどうしても学びたいことがある」などの理由で同じ職場に居続けたい場合は、頑張って続けるのが良いです。

 

「悪口を言われても無視する」「職場の人間関係と割り切る」など、自分のマインドを強く持つことで、いじめを気にしないようにします。また、仕事ができるようになり一目置かれることで、周りの人に文句を言わせないようにします。「いじめと共に闘ってくれる友人」も必要です。

 

そうすれば、いじめがある職場でも耐え抜いていけます。

 

しかし、それはかなりエネルギーのいることです。そのため、「どうしてもその職場がいい」という事情がなければ、転職して違う職場で働くことを考慮するとよいでしょう。

 

自分の今いる職場しか知らないとどうしても視野が狭くなりがちです。しかし、看護師にはさまざまな職場、働き方があるのです。

 

今いじめを受けている人は、視野を広くもつことにしましょう。転職サイトの求人案件を眺めているだけでも、「こんなにいろいろな世界があるんだな」と参考になります。

 

いじめがあるような雰囲気の悪い職場は離れ、新しい世界へ踏み出すことも大切な勇気ではないでしょうか。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



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