看護師が有給消化率のよい求人をみつけるためには

 

労働者は「年次有給休暇」を取得できる権利を持っていますが、実際にはなかなか取得できていないのが現状です。

 

世界各国における年次有給休暇の取得率と比較したとき、日本における年次有給休暇の取得率は並外れて低いといわれています。これは大きな問題です。

 

なぜなら、年次有給休暇を取得しないことで、「心身のバランスが崩れる」「精神疾患にかかる」「過労」など、さまざまな問題が発生しうるからです。

 

ライフワークバランスを保ちながら、長期間にわたって元気に働くためには、年次有給休暇をきちんと取得することが必要です。

 

今回は、有給取得率がよい求人の見つけ方についてみていきましょう。

 

病院勤務看護師における有給消化率の現状

 

病院勤務の看護師がどのくらい年次有給休暇を取得できているのかについて、日本看護協会が平成24年に全国248の病院を対象に行った調査があります。

 

それによると、平均の年次有給休暇日数は51.0%でした。つまり、10日間の年次有給休暇を持っているとしたら、その中で5日分のみ使うことができたということになります。

 

注目すべき点は、年次有給休暇を「0〜20%」しか取得できなかったという人の割合が6.9%いる一方で、「80%以上」とほとんどすべての有給日数を取得出来た人が12.5%いることです。

 

この結果を見ると、どの病院で働くかによって有給消化率に雲泥の差があることがわかります。

 

また、同じ病院でも部署によって年次有給休暇の取得率が異なるという点についても押さえておかなくてはいけません。

 

管理人の知っている総合病院では、病棟勤務の看護師は有給はおろか公休すら消化できていなかったにもかかわらず、外来勤務の看護師は有給をほとんど消化できていました。

 

同じ病院でも、ここまで差があるのです。

 

就職・転職する際に、年次有給休暇の取得率に着目して病院を選びましょう。その後実際に働いてみて勤務する部署が「有給消化率が低くて続けていけない」と思ったら、部署を変えてみるのも一つの方法です。

 

診療所(クリニック、医院)における有給消化率の現状

 

「クリニック」「医院」などと呼ばれる診療所における年次有給休暇の取得率に関しては、診療所による差がとても大きいです。

 

診療所は、病院と比べてスタッフの数が少ないです。医師の数も1人ないしは2、3人であるうえ、看護師の数も最低限の人数で診療を行っているところがほとんどです。

 

「スタッフの数が少ないならば、診療所というのはどこも有給を取得しにくいのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。年次有給休暇を100%取得できる診療所もあります。

 

ただし、すべての診療所がそうではないという点に関してはしっかりと認識していなくてはいけません。

 

働く病院・診療所には、それぞれ雰囲気があります。病院や診療所を形作る雰囲気というのは、「上司の方針」「スタッフ間の人間関係」「病院・病棟のこれまでの雰囲気」により決まります。

 

そのため、「プライベートを大切にしながら働こう」という雰囲気の診療所であれば年次有給休暇は取得しやすいです。

 

しかし、「とにかく人手不足」「雇用主である医師に年次有給休暇に関する基礎的な知識がない」「人間関係が悪く、年次有給休暇を取得したいと言い出せない」など雰囲気が悪い診療所の場合には、年次有給休暇は取得しにくいかもしれません。

 

そのため、診療所の求人を探すときには、実際に働いている人たちがどのくらい年次有給休暇を取得しているのか知らなくてはいけません。

 

そうは言っても、就職・転職活動をする際にいきなり「有給の取得率を教えてください」とは言い出しにくいと思います。

 

こんな時に頼もしいのが、人材紹介業者におけるキャリアコンサルタントの存在です。

 

看護師の人材仲介会社に登録すると、ほとんどの場合担当のキャリアコンサルタントがつきます。その担当者に「年次有給休暇の取得率について確認してほしい」と伝えると、担当者の方から希望する就職先に年次有給休暇の取得率について確認してもらえます。

 

キャリアコンサルタントがいれば、自分は直接問い合わせをすることなく、希望する就職先の雰囲気や待遇について知ることができるのです。

 

ここまでみてきたように、病院・診療所いずれに就職するにしても、有給消化率は就職先の雰囲気によって大きく異なります。

 

それぞれの施設における年次有給休暇の取得率は、事前に知ることが可能です。

 

自分の心身を守りながら楽しく働き続けるために、就職・転職する際には年次有給休暇の取得率についてしっかりと確認するようにしましょう。

 


看護師が自らのキャリアを考えるとき、「同じ職場に留まって頑張る」または「自分に合う他の職場を探す」ことを考えます。子育てが終わり、仕事復帰を考える人もいます。


こうしたとき、ほとんどの人は看護師の転職サイトを活用します。自分だけの力で探す場合だと3〜5カ所など少ない求人の中から探すケースがほとんどですが、転職サイトを介すれば100カ所以上の求人からピッタリの案件を引き出すことができるからです。


ただ、転職サイトによって特徴が大きく異なります。例えば、電話だけの対応で素早さを重視する会社もあれば、看護師との面談を重視することで難しい案件への対応を得意としている会社もあります。他には、首都圏に強みを発揮する会社もあれば、地方求人を多く保有している会社もあります。


これらの違いを理解しなければ、よい転職・復職を実現させることはできません。そのため、まずは各転職サイトで何が異なるのかを理解するようにしてください。



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