「年間休日120日以上」の求人を看護師が見つけるには

 

看護師の求人を探していると、「年間休日120日」という表記を見かけることがあると思います。

 

しかしあなたは、そもそも「年間休日数」は何日が目安となっているのかご存知でしょうか。それがわからなければ、法外に働かされていたとしても気が付かず、心身のバランスを崩すことにもつながりかねません。

 

これからの看護師は、自分の労働に対する正しい知識を身につけて、自分の身は自分で守るようにしていかなくてはいけません。

 

よりよい待遇の職場で働くために、知っておくべき知識をお伝えします。

 

「休日」と「休暇」の違い

 

「休日」と「休暇」はよく似た名称ですが、指しているものが異なります。

 

「休日」とは、労働基準法で定められている、労働者が休まなくてはいけない日のことです。

 

労働基準法において、「使用者は労働者に毎週少なくとも1日の休日か、4週を通じて4日以上の休日を与えなくてはいけない」と定められています。

 

ここで注意すべき点は、「年間休日数を何日とするかどうかは、施設によって異なる」ということです。

 

労働基準法では週に最低1日の休みを取ればいいことなっているので、本当に週に1日しか休みがない施設も存在しうることになります。一方、労働者の心身の負担を考えてもっと休日数を多く設定している施設もあります。

 

そのため、求人を探すときには、各施設ごとに設定している「年間休日数」に着目する必要があります。ちなみに、「年間休日数」は「公休」と呼ばれることもあります。

 

年間休日数は、求人票などで「完全週休2日」「4週8休」「4週6休」などと表記されます。

 

これらの表記だけを見ても、実際のところ年間休日数が一番多いのはどの表記だかわからないと思います。そのため、「完全週休2日」「4週8休」「4週6日」における年間休日数の違いについては後述します。

 

「休日」が、労働基準法で定められている労働者が休まなくてはいけない日であることが分かったところで、次は「休暇」とは何かについてみていきましょう。

 

「休暇」とは、労働義務がある日の労働が免除される日を指しています。つまり、休まなくてはいけない「休日」とは別に、本来は仕事である日に特例で休むことのできるのが「休暇」なのです。

 

休暇には、法律で取らなくてはいけないと定められている休暇と、法律では定められていない休暇があります。

 

法律で定められている休暇には、「年次有給休暇(有給)」「産前産後休暇」「生理休暇」「育児休暇」「介護休暇」があります。

 

一方法定外の休暇には、「年末年始休暇」「夏季休暇」「慶事休暇」があります。

 

「完全週休2日」「4週8休」「4週6休」の中で年間休日数が一番多いのはどれか

 

それでは先述した「休日」の中で、一番年間休日数が多いのはどのような表記のものかみていきましょう。

 

以下の表を参考にしてください。

 

週休制

年間休日数

完全週休2日

(4週8休)

105日

4週6休

79日

 

「完全週休2日」は、「4週8休」と同じ休日数と考えられます。

 

この表を見ていただければわかるように、年間休日数が「完全週休2日」「4週8休」の施設と「4週6休」の施設では、年間休日数に26日も差が出てきてしまします。26日といえばおよそ1か月分にもなるのですから、この差はばかになりません。

 

各施設によって異なる「国民の祝日」「年末年始、夏季休暇」の扱い

 

求人票に記載されている年間休日数を見るだけでも、取得できる休暇の日数が大幅に異なることが分かったと思います。

 

それでは次に、「国民の祝日」と「年末年始、夏季休暇」の扱いは各施設においてどのようになっているのかみていきましょう。

 

「国民の祝日」とは、カレンダーで日曜日でないのに赤字になっている日のことです(実際は、国民が日本という国を祝福する日のようです)。「春分の日」「こどもの日」「体育の日」など、国民の祝日は全部で16日あります。

 

実は、これら国民の祝日を年間休日(公休)とするかどうかは、各施設の判断にゆだねられているのです。

 

そのため、国民の祝日を休日扱いする施設としない施設では、年間休日数が16日も違ってきてしまいます。

 

また、「年末年始、夏季休暇」の扱いも各施設により異なります。

 

「年末年始、夏季休暇」は、法律で定められていない祝日です。そのため施設側としては、必ずしも年末年始の休暇や夏休みを設定しなくてもよいことになっています。

 

「年間休日120日以上」の求人を見つけるために見るべきポイント

 

ここまでの説明で、「休日」「休暇」に関する基本的な知識は把握できたと思います。では、一般的には好条件であるとされている「年間休日120日以上」の求人を見つけるために見るべきポイントについて説明します。

 

ここで見るべきポイントは、「年間休日数」「国民の祝日を休日とするか」「年末年始、夏季休暇の有無」です。

 

例えば、年間休日数が120日を超えるような施設では、以下のようになっています。

 

4週8休(105日)+国民の祝日(15日)+年末年始休暇(5日)+夏季休暇(5日)=130日

 

まずは、4週8日(完全週休2日)の求人を探すことが必要となります。そのうえで、国民の祝日や年末年始、夏季休暇の日数がきちんと確保されていれば、年間休日数が130日という恵まれた待遇となります。

 

一方で、以下のような施設もあります。

 

4週6日(79日)+年末年始休暇(3日)+夏季休暇(3日)=85日

 

年末年始休暇、夏季休暇が確保されているとはいえ、先述した施設に比べると年間休日数は45日も少ないです。

 

このように、自分のライフワークバランスを保ちながら働き続けるために、希望する施設の休日数を確認することは、非常に大切です。

 

求人を探すときには「年間休日数」「国民の祝日」「年末年始、夏季休暇」に注目して、年間休日数120日以上の高待遇な職場で働きましょう。

 


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